近畿日本ツーリスト(KNT)と日本旅行はこのほど、東日本大震災の被災地支援と旅行需要の喚起を目的とする共同プロジェクト「みんなの元気プロジェクト」を発足し、17日から活動を始めた。東北の夏祭りを中心とした旅行商品を造成するほか、店頭でプロモーションを行うなどして、誘客に結び付ける。
期間は9月30日まで。まず、復興支援ツアー商品として、「両社のノウハウを結集した」商品を造成、販売する。第1弾としてKNTは19コースの東北の夏祭りを組み込んだ「メイト『夏祭り&花火大会』」を12日に、日本旅行は5コースを組み込んだ「赤い風船『東北夏祭り&大曲花火大会』」を20日に発売。
仙台方面では8月6〜8日の七夕まつりに参加するツアーをKNTのメイトと日本旅行の赤い風船で発売する。旅行代金の3%相当額を義援金として日本旅行業協会(JATA)を通じて日本赤十字社に寄付する。
両社の店舗、それぞれ約100店舗は、各社のイメージキャラクター「ガチャピン・ムック」(KNT)、「ハローキティ」(日本旅行)をデザインした七夕飾りで装飾。来店客に被災地へのメッセージを記入してもらうほか、義援金を募る。
このほかプロジェクトの両社共通のポスターを作成。両社のイメージキャラクターによる七夕まつりを盛り上げるイベントを仙台の両社店舗などで開く。両社共同のブログも開設し、東北6県の観光情報を発信する。