
近畿日本ツーリストの小川亘社長
KNT—CTホールディングスは2月25日、海外旅行部門の大規模商談会「大海外旅行交流コンベンション」をリーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)で開いた。海外部門のコンベンションは今回で12回目。近畿日本ツーリストグループ各社、各部門53カ所と政府観光局や航空会社などのパートナー約170社・団体から約370人が参加した。
初めにあいさつした近畿日本ツーリストの小川亘社長=写真=は、前年の海外部門について、円安や東アジア情勢、タイの政治混乱といった外的要因で苦戦した一方、6月のサッカーワールドカップや東京五輪招致決定などで、今年度以降の業績上昇に期待を示した。さらに、クラブツーリズムとの協働について、これまでの国内だけではなく、海外部門でも推進するとしている。
さらに、近畿日本ツーリスト個人旅行の岡本邦夫社長は、社員教育の充実や専門店化の推進、チャーター企画などのリスク商品の増加、ネット販売強化といった今後の方針を表明した。
この後5時間近くにわたり、グループ各社・各部門とパートナーによる個別のワークショップが開かれ、活発な商談や意見交換が展開された。
