JTB旅ホ連総会、宿泊販売4千億円必達を確認


あいさつする福田会長

あいさつする福田会長

 JTB協定旅館ホテル連盟(3962会員)は11日、東京・日本橋のロイヤルパークホテルで2014年度通常総会を開催した。冒頭のあいさつで、JTBの田川博己社長は14年度の宿泊販売目標4千億円を「必ず達成できると確信している」と力強く語り、福田朋英会長(福一)は「旅ホ連も必達のためにJTB国内旅行企画とJTBの旅行事業本部と一緒に頑張っていく」と改めて協力を約束した。

 JTBの13年度の宿泊販売実績は前年度比9.3%増の3851億円となった。福田会長は「田川社長が退任される最後の年に、目標の3600億円を大きく突き抜ける過去最高の実績を残した」と、JTBの努力に感謝。14年度も4千億円の目標達成に向けJTBと連携していく姿勢を打ち出した。

 「13年度は、商品改革と、インターネットを含めた新しい販売チャネルへの投資が功を奏した。4千億円を目指すためにもさらに投資を続けたい」と田川社長。「専務時代の8年前から4千億円を掲げてきた。必ず達成できると確信している」と話し、旅ホ連会員の支援を引き続き求めた。

 議事では、13年度事業・収支決算を報告し、14年度事業計画・収支予算を協議し、決定。14年度事業では、昨年度と同様、「活発な支部活動、元気な地域づくり」を基本テーマに置き、支部活動を中心に「宿泊増売」「人財育成」「組織強化」を3本柱に推進する。特に、組織の目的である宿泊増売は、「JTBからの4つのお願い」への協力や支部・幹事支店、JTB国内旅行企画、地域事業会社の三位一体の連携などでこれを実現する考えだ。

 役員の補選も行われ、JTBグループ本社執行役員旅行事業本部長の細野顕宏氏と、小田修氏に代わりホテル部会長となった理事の戸村純三氏(ホテル日航福岡)を副会長に選任。前JTBグループ本社執行役員旅行事業本部副本部長でJTB旅ホ連調査役の池田浩氏が専務理事に就いた。

 13年度の「サービス優秀旅館ホテル」も発表し、表彰を行った。第60回の記念大会となる来年度総会を15年6月10日に石川県で開催することも決まった。

【最優秀旅館ホテル】
 大規模施設(旅館)=大谷山荘▽大規模施設(ホテル)=ザ・プリンス パークタワー東京▽中規模施設=花れぶん▽小規模施設=ホテル洲の崎風の抄

【優秀旅館ホテル】
 大規模施設(旅館)=北天の丘あばしり湖 鶴雅リゾート、松島温泉湯元 松島一の坊、あさや、稲取銀水荘、有馬グランドホテル▽大規模施設(ホテル)=センチュリーロイヤルホテル、ホテル メトロポリタン仙台、セルリアンタワー東急ホテル、鳥羽国際ホテル、京都ホテルオークラ、ホテルオークラJRハウステンボス、オキナワマリオットリゾート&スパ▽中規模施設=旅亭花ゆら、ホテルきよ水、風のテラスKUKUNA(くくな)、まつさき、松井別館 花かんざし、雲仙宮崎旅館、ジ・アッタテラスクラブタワーズ▽小規模施設=割烹旅館若松、深山荘高見屋、旬彩の宿緑水亭、玉屋旅館、やまぐち・湯田温泉 古稀庵、摘み草の宿こまつ

あいさつする福田会長
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