JTB旅ホ連の新会長に、あかん遊久の里鶴雅の大西氏


あいさつする新会長の大西氏

 JTB協定旅館ホテル連盟(3885会員)は12日、2017年度通常総会を東京都新宿区の京王プラザホテルで開き、役員改選を行い、福田朋英会長に代わる新会長に大西雅之氏(あかん遊久の里鶴雅)を決めた。副会長は10人のうち新たに北海道支部連合会会長の桶川昌幸氏(センチュリーロイヤルホテル)、東北支部連合会会長の小口憲太朗氏(四季彩 一力)、西日本支部連合会会長の増田友宏氏(春日ホテル)、沖縄支部連合会会長の新垣哲雄氏(ザ・ブセナテラス)を選任。大西会長を中心とする新体制により17年度、JTBの宿泊販売目標4500億円の達成を支援する。

 11年度から3期6年務めて退任する福田会長は「本当にこの6年間、感謝しかない。いろいろ皆さまに教えていただき、すばらしい体験をさせていただいた」と謝意を表した。

 大西新会長は「大変大きな功績を残された福田会長の後を受け、それを引き継ぐ責任の重さに身の引き締まる思いだ。浅学非才ではあるが、副会長、理事の皆さまに支えていただき、全身全霊で職責を務める」と述べた。

 議事では、17年度の事業計画や収支予算などを協議。17年度事業は「活発な交流機会の創出・個性ある地域づくり」を基本テーマに「宿泊増売」「地域振興・観光振興」「人財育成」「組織強化」を四つの柱として展開することを決めた。

 宿泊増売では、「JTBからの4つのお願い」に協力するほか、JTB社員への宿泊研修制度の利用促進などに取り組む。地域振興・観光振興は、これまでの「魅力ある地域づくり」から「個性ある地域づくり」へと転換し、その実現を図る。組織強化では、旅ホ連会員とJTB社員との交流機会を創出する。
 冒頭のあいさつでJTBの髙橋広行社長は「17年度はJTBグループの総力を挙げて、もう一度4500億円にチャレンジする」と宣言し、旅ホ連の協力を求めた。来年4月からの新経営体制についても説明し、「旅ホ連との関係を維持、強化をし、一層の宿泊販売に貢献できる体制を必ず創り上げる」と約束した。

 総会ではまた、「お客様紹介運動実績上位旅館ホテル」や「サービス優秀旅館ホテル」、JTBグループの「宿泊販売実績優秀個所」などの表彰も実施。「サービス最優秀旅館ホテル」には、大規模(旅館)=大谷山荘、大規模(ホテル)=京都ブライトンホテル、中規模=松井別館 花かんざし、小規模=銀鱗荘が選ばれた。

 来年度の総会を18年6月13日に東京の京王プラザホテルで開催することも決定した。

 【サービス優秀旅館ホテル】大規模(旅館)=十勝川温泉第一ホテル▽星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル▽あさや▽まつや千千▽有馬グランドホテル▽霧島ホテル。大規模(ホテル)=星野リゾート リゾナーレトマム▽ホテルメトロポリタン仙台▽ホテルエミオン東京ベイ▽志摩観光ホテル ザ クラシック▽京都ホテルオークラ▽ホテルオークラJRハウステンボス▽ホテルオリオンモトブリゾート&スパ。中規模=旅亭花ゆら▽大沢温泉山水閣▽風のテラスKUKUNA▽飛騨亭花扇▽中の坊瑞苑▽清流山水花あゆの里▽ジ・アッタテラスクラブタワーズ。小規模=フラノ寶亭留▽深山荘高見屋▽ホテル洲の崎風の抄▽奈良偲の里 玉翠▽やまぐち・湯田温泉 古稀庵▽旅館神仙。


宿泊販売目標4500億円達成へ向け、支援を確認

 
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