JTBグループとNTTグループは14日から、福岡市と周辺観光地でWi‐Fiを活用した訪日外国人向け観光サービスの実証実験「地域活性化トライアル」を始めた。訪日外国人に日本での観光をより楽しんでもらい、地域を活性化することを目指す。
NTTグループが提供する、訪日外国人観光客など観光地や街への来訪者が公衆無線LANサービスに無料で接続できるスマートフォン・タブレット向け専用アプリケーションを活用したサービス。JTBグループは、アプリ利用者に対して、観光地、グルメ、買い物などの情報やクーポンを提供。さらに、地域の隠れた名所やグルメ、ローカルイベント、四季折々の特集や、利用者個々の趣味や嗜好、天候や気温に応じた情報もタイムリーに発信する。
また、QRコードを用いた多言語表示サービスや電話通訳サービスも提供していく。
国内のみならず韓国や台湾のテレビやウェブサイトを中心にアプリ利用の旅行をプロモーションして、利用を促進する。
対応言語は日本語、英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語。実証実験は来年3月31日まで実施する。
福岡市は西日本とアジア太平洋地域を結ぶゲートウェイとして重要な役割を担い、「グローバル創業・雇用創出特区」として国家戦略特区に指定されていることなどから、今回のトライアルエリアとして選んだという。