JTBは、ツアー参加者や地域住民と共に行う社会貢献活動「地球いきいきプロジェクト」の2014年の概要を発表した。プログラムは昨年より6件増の50件で、北海道から沖縄まで全国各地で展開するほか、海外7地域でも実施する。
観光地の清掃活動として1985年に始まり、2012年からは自然環境や生物多様性の保全活動、歴史や文化の学習体験、観光名所づくりなども加え活動の幅を拡大。14年3月には、環境省が事務局を務める「国連生物多様性の10年日本委員会」が推奨する連携事業にも認定されている。
今年のプログラムは9月7日に宮城県岩沼市で、東日本大震災で被害を受けた沿岸部に防潮堤をつくる「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」を手伝い、植樹作業を行う。また、日本三景の松島湾で震災後の生態系の再生を目指す「松島湾アマモ場再生会議」の取り組みについて関係者から話を聞く。
徳島県海陽町では10月12日、室戸阿南海岸国定公園制定50周年を記念し、太平洋の絶景を望める大手海岸を清掃。昼食の後、宍喰漁港でのイベント「宍喰伊勢エビまつり」も見学する。
海外ではフランス・ベルサイユでの清掃活動やベトナム・ホーチミン市中心部での植樹など。