JTBは2024年9月27日、富山県黒部市の黒部宇奈月エリアの地域事業者と連携した旅行商品を10月から販売すると発表した。黒部峡谷鉄道全線開通と新観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」始動へ向けた機運醸成と、地域資源の魅力発信が目的。黒部宇奈月エリアの歴史や地形などをガイドと共に巡るツアーになる予定だ。
富山県を代表する宿泊地(温泉地)である宇奈月温泉において、黒部峡谷鉄道トロッコ電車は大きな観光資源(タカラ)です。しかしながら、黒部峡谷鉄道は、能登半島地震の影響による落石により、今年は終点の欅平駅までの全線開通が叶わず、現在は、宇奈月駅から猫又駅までの一部区間運行をしています。また、今年予定されていた、新観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」(※以下、「キャニオンルート」)の始動も延期となりました。
「キャニオンルート」が開通すると、「黒部峡谷鉄道」と「立山黒部アルペンルート」が結ばれ、県内の広域エリア周遊も可能となります。それにより、新たな人流が生まれ、地域事業者や黒部宇奈月エリアへの経済効果も期待されています。
JTBは、黒部峡谷鉄道の全線開通と「キャニオンルート」の始動へ向けて、地域事業者と連携し、2024年ならではの旅行商品を企画し、誘客につなげる取り組みを実施することにより、黒部・宇奈月エリアの活性化、また滞在型観光の機会づくりと消費の拡大をはかります。黒部宇奈月キャニオンルート始動への機運醸成、地域資源の魅力を発信してまいります。
【実施内容】
■旅行商品設定日:11月中旬~下旬
■ツアー概要
「キャニオンルート」をより深く楽しんでいただくために、黒部宇奈月エリアの歴史や地形などをガイドと共に巡ります。
詳細は10月上旬の商品発売の際に発表いたします。
【今後の展開】
地域と皆様と一緒に、自らも地域事業者として、地域の魅力を磨き上げた商品を展開し、富山県や立山黒部エリアへの来訪促進と消費拡大の貢献に取り組みます。