JR西日本と新潟県が共同で実施している「新潟カレッジ」の中間報告会が14日、大阪市北区のサードプレイス弥生で開催された。テーマは「観光素材の磨き上げプランの提案」。参加大学による中間段階でのプランのプレゼンテーションが新潟県やJR西日本の関係者の前で行われた。
関西大学(大阪府)は越後妻有エリアで、主に「大地の芸術祭」関連を中心に実習を行っており、プレゼンテーションでは、女子大生をターゲットにしたプランや企画を提案。レンタルのキャンピングカーやキャンピングトレーラー「リトルガイ」を使う回遊型アート鑑賞について説明した。
神戸松蔭女子学院大学(兵庫県)は上越エリアで、食文化やアウトドアスポーツを中心に現地実習。食に関心が高く、活動的な女子大生をターゲットにしたモデルルートなどを説明。JR西日本の観光タクシー「駅から観タクン」雪室コースを上越妙高駅に設定することなどを提案した。
和歌山大学(和歌山県)は佐渡エリアで、伝統芸能を中心に現地実習。ターゲットを大学2年生とし、体験をテーマにプレゼン。成人したての記念旅行として、伝統芸能や日本酒などの体験メニューをメインとした旅行プランを提案した。伝統芸能の体験メニューについて若者向けの切り口による情報発信も提案された。
プレゼン終了後には、新潟県やJR西日本の関係者から成果報告会に向けてのアドバイスなどが行われた。
成果報告会は、旅行会社などを招いて11月20日に大阪市内で開催される。