JR旅連、地域主体の活動を重視


再選が決まった磯田会長

再選が決まった磯田会長

 JRグループ協定旅館ホテル連盟(磯田光治会長=宮城県・ホテル松島大観荘、3203会員)は5日、東京のホテルメトロポリタンで通常総会を開き、JR各社が行う観光開発事業に積極的に参画するなど、地域主体の活動を行うことを柱とする20年度事業計画を承認した。3年間の任期満了に伴う役員改選では磯田会長を再選した。

 JR旅連は今年4月1日から、全国にある支部連合会の名称を「地域本部」に改称。地域本部主体で様々な施策を打ち出し、新しい観光素材の開発、会員への送客拡大を目指している。

 磯田会長は「我々旅館業界は苦戦しているが、JR各社は元気だ。旅行業に力を入れ、旅行需要の掘り起こしをしようと努力している。旅連としてもJR各社と連携を密にしてまいりたい」とあいさつ。

 JR6社の代表が、旅行業への取り組みなど、会社の近況を交えてあいさつした。この中でJR東日本の西方洋之・鉄道本部営業部次長は、今年から始まった同社の新中期計画で「観光開発を通して地域貢献を行う」とうたったことをあげ、「これまでにない大きなポイント」と強調。旅行業にさらに力を入れる方針を示した。

 役員改選では磯田会長をはじめ、ほとんどの役員を再選した。

【新役員陣容】(敬称略)
 会長=磯田光治(ホテル松島大観荘社長)▽副会長=野口秀夫(野口観光社長)、綿貫泰之(JR北海道鉄道事業本部営業部長)、田邉滋(JR東日本鉄道事業本部取締役営業部長)、諸川雅一(浜松ホテル社長)、厚地純夫(JR東海営業本部長)、田岡茂(三國屋社長)、井上浩一(JR西日本取締役兼常務執行役員営業本部長)、住友武秀(徳島グランドホテル偕楽園社長)、松島裕彦(JR四国取締役営業部長)、小林喜平太(稲佐山観光ホテル社長)、町孝(JR九州取締役旅行事業本部長)

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