
食や温泉文化など訴求
JRグループは、福岡・大分両県と大型観光キャンペーン「福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)」を4月1日から6月30日まで実施する。キャッチコピーは「至福の旅!大吉の旅!福岡・大分」。食や温泉、文化など両県のさまざまな魅力で旅行へと誘う。
経済波及効果はキャンペーン期間中、350億円(福岡県230億円、大分県120億円)。
福岡・大分DCでは、福岡・大分両県の「イチ推し」企画を用意。福岡県内発着のバスツアー「よかバス」を一括して閲覧、検索できる専用サイトをオープン。50コース300本を超えるツアーを設定し、福岡県内各地の魅力を発見する旅を提案する。
大分県では「Oita Cultural Expo’24」として、栗林隆、藤井光、Yottaなど国内外で活躍するアーティストの作品を県内各地に展示。地域の食文化、歴史などを生かしたイベントや県内6地域を巡るカルチャーツアーも実施する。県立美術館OPAMやANOTHER TIME XXなど魅力的なアート施設、アート作品も一緒に巡ることで新たな大分の旅を楽しめる。
福岡・大分DCと連動して、JR九州主催の観光キャンペーン「オフろう!」を開催。「マリンワールド魚朱印」といった主な観光施設やJR九州の駅などを対象としたデジタルスタンプラリーを実施する。
期間中のイベントとして、門司港レトロ地区では駅構内での着物体験・レンタルや小型遊覧船でのクルージングなどさまざまな体験やイベントを開催予定。阿蘇国立公園内の久住高原に位置し、自然を満喫できる「くじゅう花公園」では、季節の花を楽しめる多数のイベントを行う。
「ゆふ高原線の風土をあじわう列車」をコンセプトとする新たなD&S列車、特急「かんぱち・いちろく」がデビュー。ゆふ高原線(久大本線)を経由し、博多駅―由布院駅・別府駅間を1日片道1便運行する。途中の各停車駅は地域住民による歓迎があり、全席グリーン席の車内ではゆふ高原線沿線の食材を使用した福岡・大分両県の魅力が詰まった弁当が楽しめる。