日本旅行業協会(JATA)の金井耿会長は8日、東京・霞ヶ関のJATA本部で記者会見し、新年度の抱負を語った。国内旅行に関する事業については、4月から始まった国内宿泊旅行拡大キャンペーンに力を注ぐとともに、その推進にあたっては宿泊施設の協力が重要との認識を示した。
国内宿泊旅行拡大キャンペーンは「もう一泊、もう一度 春夏秋冬季節のリズムで旅しましょう」のキャッチフレーズで09年度に展開。現在はJATA会員会社での宿泊旅行購入者を対象としたプレゼントキャンペーンを9月30日まで実施している。
金井会長は「関係の宿泊施設と連携をとりながらキャンペーンの取り組みを深めていきたい。我々としてできる限りの取り組みをし、国内旅行の振興を進める」と意気込みを語った。
また、金井会長は、定額給付金の給付や高速道路の割引が消費・旅行マインドを高めると述べたうえで、その需要をうまく吸収することが旅行業の課題だと指摘。「今以上に旅行に出てもらえるようにもっていくのが我々の役割であり、それをビジネスにつなげていきたい」と意欲を見せた。
会見する金井会長