JALグループ、中期経営計画ローリングプラン2024を策定


 JALグループは3月21日、中期経営計画ローリングプラン2024を策定したと発表した。

JALグループは「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画」(以下、「中期経営計画」)の達成をより確実なものとするため、「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2024」(以下、「ローリングプラン2024」)を策定しました。

1.ローリングプラン2024の位置づけ
中期経営計画の3年間が終了し、残すところ2か年となりました。2023年度は、コロナ禍が収束した新たな環境において、コロナ禍前を上回る利益を達成できる見込みです。一方で、不安定な世界情勢、物価上昇、人材不足など、社会全体に共通する新たな課題に直面しています。こうした経営環境の変化を踏まえて、2025年度に中期経営計画を完遂し、中長期的な成長に向けて準備を進めるべく、「ローリングプラン2024」を策定しました。

2.ローリングプラン2024の重要ポイント
[業績予想と利益目標]
最新の国内・国際旅客および貨物需要予測を踏まえ、2023年度の通期連結業績予想EBITを従来予想の1,300億円から1,400億円に上方修正します。また、2024年度通期業績予想はEBIT1,700億円とし、1,850億円以上としていた2025年度EBIT目標は2,000億円に上方修正します。

[事業構造改革]
ESG戦略の推進により事業構造改革を進め、2025年度利益目標を達成し、レジリエンスと成長性を備えた事業構造を実現します。具体的には、フルサービスキャリアと貨物郵便では、コロナ禍前とは異なる環境下でも利益を生み出すために、利益構造を再構築し、LCC及びマイル・ライフ・インフラ領域では、事業をさらに拡大・成長させ、合わせて850億円規模のEBITを実現します。

[経営目標]
事業領域横断の取り組みにより、2025年度経営目標を達成するとともに、事業運営のサステナビリティ向上を実現します。

[関係・つながりの創出]
昨年のローリングプラン2023では、「移動」を通じて「関係・つながり」を創ることで社会的価値・経済的価値を創出し、企業価値を向上させるという価値創造ストーリーをお示ししました。ローリングプラン2024では、JALグループにおける「関係人口の人数」と「地域との関わり度の向上」を数値化し、持続的にその向上に努めることで、2030年には、「関係・つながりの総量」を1.5倍に拡大させることを目指します。

[人的資本経営]
多様な人財が多様なフィールドで活躍できる環境を整え、能力の発揮に応じた還元を行い、エンゲージメント向上と価値創造を実現します。

[経営資源配分]
経営資源配分については、ESG戦略の加速と競争力強化の両立に向け、省燃費機材の導入など資産投資を大きく推進し、2024年度に3,100億円、2025年度2,400億円の資産投資を計画しています。また、業績の回復に伴い、株主の皆さまへの還元を徐々に拡大してまいります。2024年度の配当性向は35%を予定しております。

 JALグループは、全社員一丸となってローリングプラン2024を遂行し、今後のあるべき姿「JAL Vision 2030」の実現に向けて、「安全・安心」と「サステナビリティ」を未来への成長のエンジンとし、多くの人々やさまざまな物が自由に行き交う、心はずむ社会・未来を実現し、世界で一番選ばれ、愛されるエアライングループを目指します。

 
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