エイチ・アイ・エス(HIS)の3月の総取扱高(グループ6社)は、前年同月比72.8%減の128億9454万円だった。国内旅行が同61.9%減の26億2816万円、海外旅行が同73.0%減の102億950万円。訪日旅行は97.9%減の5687万円となった。
国内旅行は、新型コロナウイルスの影響を受け、北海道が同88%減、九州が同61%減、沖縄が同51%減となるなど、全方面で大幅に減少した。
海外旅行は、新型コロナの影響から、2月までの中国や香港などアジアを中心とした主催旅行のツアーキャンセルから始まり、3月上旬からは欧州全域、中旬以降はアメリカ全土、下旬は全方面でキャンセルとなった。好調だった欧州でイタリアが同90%減、スペイン、ポルトガルが62%減、強化方面のハワイが56%減となった。
訪日旅行は、2月から始まった日本における中国からの入国制限に加え、3月から欧州の一部地域まで拡大されたことを受け、中国、欧州からの客が大幅に減少した。