
GRIT(グリット、千葉県柏市)は今夏から、モバイルアプリ型の宿泊施設業務支援システム(PMS)「ever+1(エブリワン)」シリーズの最新システム「every+1 IN(エブリイン)」を発売している。
昨秋にサービスを開始したever+1は、端末をタブレットやスマートフォンにも対応し、フロントなど場所を限定せずに、情報を所有できる。同時に、初期費用を0円、月額費用を9千円台からに対応した点が最大の特徴。そのため、「業務支援システム(PMS)の導入を諦めていた中小規模の宿泊施設にも手が届くサービス提供となり、多くの支持を集めている」と社長の柳通勇氏。
最新システムはアプリ内で、宿泊者カードを全てデジタル管理する。
従来方式の宿泊カード(レジカード)は、紙で管理するため、購入コストをはじめ、記入後の保管場所や、記入内容を後日確認する際に探し出す手間など、さまざまなコストが発生する。
しかし、新システムは、アプリ型であるため、ペーパーレス化を実現するほか、「法令で3年以上と定められている宿泊カードの保管期間に発生する管理コストや、購入コストなども、大幅に軽減し、施設の経営改善に貢献する」と柳通氏。
メールアドレスや領収書宛名など設定可能なほか、施設ごとにカスタマイズできる。
また、ever+1シリーズと同じく、初期費用不要で導入でき、無料アプリのダウンロードと、ライセンス契約により月額費用(税別3千円から)だけで使える。
さらに、「PMSアプリのever+1との連携で予約情報とのひもづけに加えて、既存利用の他社製PMSにも対応し、紙の宿泊カードに取って代わる」と言う。
同社は今月24日から2日間マリンメッセ福岡B館で開催される九州・沖縄 観光・宿泊外食産業展2023に出展する。
この件についての問い合わせ先は、GRITホームページ(https://www.grit1.jp/)。