赤羽一嘉国交相は17日、Go Toトラベルキャンペーンの開始に伴い、旅行業者や宿泊事業者の事業登録要件となる「参加条件」を公表した。参加条件には、旅行者に対する検温や本人確認、3密対策などの感染拡大防止策が盛り込まれた。旅行者に順守してもらう事項も併せて示した。
参加条件は次の通り。
【参加事業者(旅行業者、宿泊業者等)の要件】
本事業に参加する旅行業者、宿泊業者に対し、参加登録の申請の際に、次の「参加条件」を満たすことを要求する。
(1)チェックインに際しては、直接の対面を避けるなど、感染予防策を講じた上で旅行者全員に検温と本人確認を実施すること。
(2)旅行者に検温等の体調チェックを実施し、発熱がある場合や風邪症状がみられる場合には、週末も含め保健所の指示を仰ぎ、適切な対応をとること。
(3)浴場や飲食施設等の共用施設の利用について、人数制限や時間制限などを設け、3密対策を徹底すること。
(4)ビュッフェ方式において、食事の個別提供、従業員による取り分け、もしくは個別のお客さま専用トングや箸等を用意し共用を避けるなど料理の提供方法を工夫し、また、座席の間隔を離すなど、食事の際の3密対策を徹底すること。
(5)客室、エレベーターなどの共用スペース等の消毒・換気を徹底すること。
(6)「参加条件」を徹底・実施している旨をホームページやフロントでの掲示等で対外的に公表すること。
(7)旅行商品の予約・購入時や宿泊施設でのチェックインの際等に、旅行者が順守すべき事項や、若者の団体旅行、重症化しやすい高齢者の団体旅行、大人数の宴会を伴う旅行は控えることが望ましい旨を周知徹底する。
登録事業者が(1)~(7)を満たしていないことが発覚した場合、登録を取り消すこととする。
【旅行者が順守すべき事項】
参加に際し、旅行者に対し、以下の事項を周知徹底する。
○旅行前には、検温等の体調チェックを実施し、発熱がある場合や風邪症状がみられる場合には、旅行を控える。また、接触確認アプリを積極的に利用する。
○旅行中には、「新しい旅のエチケット」を実施する。3密が発生する場や施設等には行かない、利用しない。大声を出すような行為も控える。
○検温、本人確認、3密対策をはじめ、その他感染予防に関する従業員の指示に協力すること。協力しない場合、キャンペーンの利用を認めないこととする。
○若者の団体旅行、重症化しやすい高齢者の団体旅行、大人数の宴会を伴う旅行は、控えることが望ましい。