全日本空輸(ANA)と、アジア最大の格安航空会社(LCC)であるエアアジアは7月21日、成田空港を拠点とするLCCを運営する共同出資会社「エアアジア・ジャパン」を設立すると発表した。成田空港を拠点とするLCCは初めて。成田空港の発着枠の拡大が計画されていることを受け、新規需要獲得などを図る目的。来年8月の国内線、国際線の就航を目指す。
エアアジア・ジャパンの本社は日本を予定。資本金は50億円の予定で、出資比率はANAが67%、エアアジアが33%。エアアジアのブランドとサービスで運航する。
8月中に会社を設立し、9、10月に事業許可を申請する予定。
伊東信一郎・ANA社長は、「エアアジアのブランドやビジネスモデルとANAのノウハウを結集し、新しい旅のスタイルを作り出し、新規航空需要を創出したい」とコメントした。
ANAがLCCの運営を手がけるのは、関空を拠点に来年3月の就航を目指している「ピーチ・アビエーション」に続き2社目となる。