2008年の設立以来、クラウド型コールセンターシステムの開発を中心に、ホテル用電話機の販売など音声通話ソリューション事業を多岐に展開するソフツー(東京都中央区)。昨年5月の新型コロナウイルスの5類への移行に伴うインバウンド客の増加で、宿泊市場では、人手不足とともに、業務の効率化は喫緊の課題。
このような背景から、同社では、昨年2月からサービスを開始した24時間365日対応可能なAI電話自動応答・取り次ぎサービス「ミライAI」の活用を旅館・ホテルに提唱している。
このサービスは、Googleの音声技術をベースに同社が独自開発したAI技術を駆使したことで電話の着信時に電話発信者の声を認識、自動で電話応対する。工場や医療機関を中心に業界問わず採用が広がっている。
主な特徴は、電話主の話す内容を即時に音声およびテキストで共有する。担当者が電話に出るか否かを選択し、AIが代わりに回答。不在などの場合には、要件を聞き取り、担当者にチャットやメールを送信する。
そのため、「伝言メモの記載ミスの懸念を払拭することに加えて、営業電話対策としての活用が見込め、スタッフは現場での接客業務に注力でき、顧客満足度の向上を図れる」と同社。
さらに、昨年6月には、宿泊業向けの新サービスとしてミライAIとChatGPTを掛け合わせた「予約シナリオ」機能を発表した。日本語、中国語、英語といった多言語に対応するほか、チェックイン日や部屋の種類などの情報を連携。電話の自動音声サービスのような定型文ではなく、より人間に近い形での接客を実現したことで、さらに利便性に優れた仕様を可能にした。
「ミライAIを活用し、人材難の解消や、新しいおもてなしを実現してもらえれば。現在、無料体験を受け付けているため、気軽にご連絡いただきたい」と同社。
この件についての問い合わせ先は、ソフツーTEL03(4455)7300。