国民生活金融公庫がこのほど公表した今年9月の全国小企業月次動向調査によると、8月の小企業の売上DI(増加とする企業割合から減少とする企業割合を引いた値、季節調整値)はマイナス10.4で、前月比1.4ポイント低下した。DIの低下は2カ月ぶり。
調査は同公庫の取引先1500社に実施した。有効回答数は1286社で、回答率85.7%。
売上DIを業種別にみると、卸売業、飲食店、サービス業、運輸業の4業種で上昇。製造業、小売業、建設業の3業種で低下した。
9月の見通しは今月比0.9ポイント低下のマイナス11.3。製造業、卸売業、建設業、運輸業の4業種で上昇し、小売業、飲食店、サービス業の3業種で低下する見通し。
一方、8月の採算DI(黒字とする企業割合から赤字とする企業割合を引いた値、季節調整値)は2.6で、前月比0.9ポイント上昇した。