鉄道旅客協会は2日までに、加盟旅行業13社の今年8月の取扱額をまとめた。それによると、総取扱額は前年同月比2%増の3795億9244万円だった。8社が前年同月を上回った。
国内旅行は5.7%増の2315億299万円。9社が前年を上回り、中でもJTB(11%増)や名鉄観光サービス(9.1%増)、阪急交通社(9%増)などが高い伸びを示した。
海外旅行は3.5%減の1426億279万円と不振。増加は6社で、大手3社ではKNTのみが前年並みを確保。4社は2ケタ減に。
今夏は国内に目を向けた旅行者が多かったようだ。
2ケタ増が続くなど好調だった外人旅行だが、8月は16.6%減の32億6727万円と一転、減少。6社が取り扱いを増やしたが、その他のダウン幅が大きく、全体ではマイナスとなった。
この結果、4月からの累計は総取扱額で前年同期比0.6%減の1兆5745億2920万円。
この時点で前年実績を上回っているのは阪急交通社やJTBトラベランドなど4社のみ。
うち、国内旅行は1%増の9532億4566万円、海外旅行は3.5%減の5919億3925万円、外人旅行は13.6%増の209億7267万円。