総務省の労働力調査によると、今年4月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月比0.1ポイント上昇した。このうち男性は2.9%で同0.2ポイント、女性は2.3%で同0.1ポイントそれぞれ上昇した。
2017年6月から35カ月連続で2%台を記録。昨年11、12月は2.2%と、およそ27年ぶりの低水準となった。ただ、今年に入り新型コロナウイルス感染症の影響を受け、上昇傾向にある。
同月の完全失業者数は189万人で、前年同月比13万人増加。このうち「新たに求職」が13万人増加。「勤め先や事業の都合による離職」が9万人増加。「自発的な離職(自己都合)」が4万人減少。
同月の就業者数は6628万人で、同80万人減少。このうち「宿泊業、飲食サービス業」は373万人で、同46万人減と大きく減少した。