
観光庁はこのほど、今年第2四半期(4〜6月)の宿泊旅行統計調査の結果をまとめた。延べ宿泊者数は前年同期比7.9%減の6742万人泊となった。都道府県のうち前年を上回ったのは4県だけ。延べ宿泊者数は昨年8月から11カ月連続で前年を下回っており、低迷が続いている。
延べ宿泊者数上位の都道府県も前年同期を下回った。5位以内は最多の東京都が8.9%減の811万人泊、続いて北海道が11.5%減の523万人泊、千葉県が5.2%減の338万人泊、大阪府が16.4%減の327万人泊、静岡県が4.2%減の282万人泊。
ただ、6位の沖縄県は、2.8%増の270万人泊。このほか前年同期を上回ったのは、長野県の1.8%増(217万人泊)、新潟県の0.6%増(145万人泊)、石川県の4.3%増(125万人泊)だけだった。
全体の6.1%を占める外国人延べ宿泊者数は、31.8%減の410万人泊。すべての都道府県で前年同期を下回った。最多の東京都が21.7%減の152万人泊、続く大阪府も36.5%減の46万人泊となった。
第2四半期の宿泊施設タイプ別の客室稼働率は、全国平均で旅館45.6%(定員稼働率28.3%)、リゾートホテル44.3%(同33.1%)、ビジネスホテル58.7%(同52.1%)、シティホテル62.3(同51.7%)%だった。
