JCBは10月29日、ベトナム首都ハノイ市の都市鉄道におけるタッチ決済の導入に向けて、ハノイメトロ・ワンメンバー有限責任会社(以下、ハノイメトロ)と協業に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。2027年初頭のサービス開始を目指し、キャッシュレス決済によるスムーズな乗車の実現を図る。
発表したのは、株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長:二重孝好)と、海外業務を行う子会社の株式会社ジェーシービー・インターナショナル(本社:東京都港区、代表取締役社長:陽川勝樹)。両社を以下、総称してJCBとする。

2027年初頭にハノイ市内の鉄道へ導入予定
JCBとハノイメトロが締結したのは、ハノイ市の都市鉄道におけるJCBのタッチ決済導入に向けた協業に関する覚書。この協業により、2027年初頭にハノイ市内の鉄道でJCBのタッチ決済を導入する予定だ。
導入後、JCB会員はタッチ決済に対応したカード、またはJCBカードを設定したデバイスを改札機にかざすだけで乗車できる。スピーディーで便利な、シームレスな移動を体験できるとしている。
JCBは日本発唯一の国際カードブランド運営会社。今回の協業は、JCBが推進する公共交通機関でのタッチ決済の展開拡大と、ベトナムでのキャッシュレス決済の普及促進を目的とした取り組みの一環と位置づけられる。
覚書の署名式の様子

覚書の署名式では、JCBとハノイメトロの担当者が握手を交わした。両社のロゴが入った覚書を手にしている。
会場の背景には、ハノイ市人民委員会を意味するベトナム語「ỦY BAN NHÂN DÂN THÀNH PHỐ HÀ NỘI」の横断幕が掲げられた。
提携の背景にある訪越旅行者の増加
近年、ベトナムでは外国人旅行者数が増加している。2025年には年間約2,120万人が訪れ、観光需要が拡大している(出典:ベトナム国家統計局)。
JCBカードが広く発行されている日本、中国、韓国、台湾からの旅行者は、全体の半数以上を占める。海外からの旅行者やベトナムのJCB会員にとって、利便性の高い決済環境の整備は、ますます重要になっているという。
こうした背景を踏まえ、JCBとハノイメトロは、ハノイ市の都市鉄道におけるJCBのタッチ決済導入に向けて連携する。
ベトナム国内外のJCB会員に提供する利用環境
JCBは今回の協業を通じて、ベトナム国内のJCB会員に加え、海外からベトナムを訪れるJCB会員にも、より便利で快適な公共交通機関の利用環境を提供するとしている。
あわせて、ベトナムでのキャッシュレス決済のさらなる普及と、公共交通サービスの利便性向上に貢献していく考えだ。
JCBのタッチ決済(JCBコンタクトレス)とは
JCBのタッチ決済(JCBコンタクトレス)は、非接触で支払いができる決済方法。JCBのタッチ決済に対応したカードや、JCBカードを設定したスマートフォンなどを、タッチ決済に対応した店の端末にかざすだけで支払える。
ただし、一定金額を超える支払いでは、カードの挿入と暗証番号入力などが必要となる。
JCBの姿勢
JCBは、「おもてなしの心」「きめ細かな心づかい」で、顧客一人ひとりの期待に応えていくとしている。そして「便利だ」「頼れる」「持っていてよかった」と思ってもらえる、顧客にとっての世界にひとつをめざし続けるという。
キャッチコピーは「世界にひとつ。あなたにひとつ。」。
発表の概要
- 発表日:2026年10月29日
- 発表者:株式会社ジェーシービー、株式会社ジェーシービー・インターナショナル
- 協業相手:ハノイメトロ・ワンメンバー有限責任会社
- 締結した内容:ハノイ市の都市鉄道におけるJCBのタッチ決済導入に向けた協業に関する覚書(MOU)
- 導入予定時期:2027年初頭
- 対象:ハノイ市内の鉄道
- 利用方法:タッチ決済対応カード、またはJCBカードを設定したデバイスを改札機にかざす




