HISは10月29日、北九州市と近隣17市町で形成する連携中枢都市圏「北九州都市圏域」と、観光振興および交流人口の拡大を目的とした連携協定を締結した。圏域の観光資源を組み合わせ、周遊・滞在につなげる取り組みを進める。広域周遊の旅行商品の造成やインバウンドの強化など、さまざまな展開を図る。

令和8年度トップ会議の場で締結 武内市長と児島九州事業部長が出席
協定の締結記念の場は、令和8年10月29日(木)に開かれた「令和8年度北九州都市圏域トップ会議」だった。会場には「北九州都市圏域 観光振興に関する連携協定締結記念」と記したパネルが掲げられ、関係者による集合写真が撮影された。
パネルには、連携中枢都市である北九州市の市長、武内和久氏の名が記された。HIS側は、株式会社エイチ・アイ・エスの九州事業部長、児島敬太郎氏の名が示された。
パネルには「北九州都市圏域 18市町」の文字と、HISのキャッチフレーズ「心躍る」を解き放つも掲げられた。
北九州都市圏域とは 福岡県北東部の中心都市が17市町と連携
北九州都市圏域は、福岡県北東部地域の中心都市である北九州市が、近隣の17市町と連携して形成する連携中枢都市圏だ。
圏域の市町は、それぞれの資源や機能の効率的な活用を図る。広域による行政展開のメリットを最大限引き出しながら、圏域全体の活性化と魅力ある圏域の形成を目指す。
圏域には、自然・食・歴史・文化・温泉など、18市町それぞれに特色ある観光資源がある。
圏域を構成する18市町
構成する市町は次のとおり。
- 北九州市
- 直方市
- 行橋市
- 豊前市
- 中間市
- 宮若市
- 芦屋町
- 水巻町
- 岡垣町
- 遠賀町
- 小竹町
- 鞍手町
- 香春町
- 苅田町
- みやこ町
- 吉富町
- 上毛町
- 築上町
連携の狙い 魅力を組み合わせ、周遊・滞在へ
協定は、観光振興および交流人口の拡大を目的とする。
地域の魅力をより効果的に組み合わせ、周遊・滞在につなげる。そのうえで、広域周遊の旅行商品の造成やインバウンドの強化など、さまざまな展開を進める方針だ。
発表では「地域の魅力をより効果的に組み合わせ、周遊・滞在につなげることで、広域周遊の旅行商品の造成やインバウンドの強化など、さまざまな展開を進めてまいります」としている。
連携協定の主な内容 3つの柱
連携協定の主な内容は、次の3項目だ。
(1) 観光振興に関する情報共有
観光施策に関する情報交換を行う。あわせて、観光トレンドやインバウンド等の動向を共有する。
(2) 地域資源の活用に関する相談・助言
地域資源の活用について、相談・助言を行う。対象は次のとおり。
- 地域資源の商品化
- 体験型観光素材の磨き上げ
- 周遊ルート・モデルコースの造成
- 圏域プロモーション・周遊促進
(3) 人材育成・研修に関すること
観光部門の職員等を対象とした研修を行う。内容は次のとおり。
- 旅行者目線での資源の見せ方
- 商品造成・発信ノウハウ
HISの今後 新たな観光コンテンツの発掘も
HISは今後、現在認知されている18市町の観光コンテンツはもとより、新たな観光コンテンツの発掘等を行う。
そのうえで、国内向け、さらには海外向けに商品開発・販売拡大を行う。これにより、地域に貢献していきたいとしている。
発表では「国内向けさらには海外向けに商品開発・販売拡大をすることにより、地域に貢献していきたいと考えています」と記している。
協定の要点
- 締結日:2026年10月29日(令和8年10月29日、木曜日)
- 締結の場:令和8年度北九州都市圏域トップ会議
- 締結主体:株式会社エイチ・アイ・エス(HIS)と北九州都市圏域(北九州市と近隣17市町、計18市町)
- 目的:観光振興および交流人口の拡大
- 内容:観光振興に関する情報共有、地域資源の活用に関する相談・助言、人材育成・研修
- 今後の展開:広域周遊の旅行商品の造成、インバウンドの強化、国内向け・海外向けの商品開発と販売拡大




