ロビーに設置されたアートオブジェ
昼神温泉の最も高台に建つ温泉宿「四季の織 はなや」。約40年にわたりこの地で営業してきた「ホテルはなや」を、東京に本社を置くミライリゾートが2023年8月に取得、昨年4月にリブランド開業した。「創業者が大切にしてきた『はなや』の名を受け継ぎ、季節ごとに訪れたくなる旅館を目指しています」と同社の鈴木文也代表。
屋号の名の通り、料理や館内装飾など随所に四季の彩りを取り入れ、旅館ならではのおもてなしとくつろぎを提供する。大規模改装したロビーには、日本一の出荷量を誇る南信州産ダリアの切り花を中心に、地元の花材や流木を用いた全長約3メートルのアートオブジェを設置。洗練された華やかな存在が宿のシンボルとなっている。
料理は県産食材を中心に、全国から取り寄せた旬の食材を組み合わせた懐石料理を提供する。料理長がそば粉から手打ちする「信州そば」は全プランに付く。細麺に仕上げることで、料理の合間にも無理なく味わえるよう工夫。昼神温泉で手打ちそばを提供している宿は珍しく、これを目当てに訪れる客も少なくない。
34歳の若さで同社を起業、はなやの経営に携わる鈴木代表は、昼神温泉の活性化にも力を注ぐ。7月には、信州地酒の販売に加え、1杯250円から気軽に楽しめる試飲コーナーとトレーラーハウス型のバーを備えた体験型ショップを温泉街にオープンした。
「昼神温泉は、pH9.7の強アルカリ性を誇る良質な湯が自慢ですが、”日本一の星空”阿智村のイメージが先行し、知名度は十分とは言えません。温泉や四季折々の自然の魅力をあらゆる切り口で発信し、はなやの取り組みが一つのモデルケースになればうれしいです」と意欲をみせる。
【17室、1泊2食付き1人2万2千円から(税込み)】
【公式サイト】 https://www.h-hanaya.com/

ロビーに設置されたアートオブジェ




