「トラベルクリエイター無料投稿サービス」の撮影会。参画施設は、アールジェイホテルズ小樽、朝里川温泉ホテル、Winkel Village、オーセントホテル小樽、おたる宏楽園、グランドパーク小樽、ホテルノイシュロス小樽の7施設
動画配信サービスを活用したPR活動が観光業界でも広く普及した今、動画クリエイター事務所の役割が大きくなってきている。特に近年は、大手事務所が自治体・DMOと連携するケースが増加傾向にあり、「なんとなくどこかに行きたい」人々に旅のきっかけを与えるクリエイターが、国内各地で活躍している。【水田寛人】
動画人材育成や現地派遣
大手クリエイター事務所のUUUM(ウーム、東京都港区)は近年、地域の魅力発信や観光振興・産業振興を支援するべく、自治体連携を強化している。
2024年7月には、鹿児島県日置市と包括連携協定を締結。同市出身の動画クリエイター育成やSNSに関する講義を通して、観光振興や地域経済の活性化を支援するためのプロジェクトを開始した。24年12月には、いちき串木野市とも同様の協定を結んだ。
その後も、長崎県新上五島町、大阪府藤井寺市、河内長野市、三重県木曽岬町などと連携協定を締結。具体的な連携内容は自治体ごとに異なるものの、情報発信強化や観光振興・産業振興という目的は共通している。今年9月24日には、長野県飯綱町と全国8例目の連携協定を締結した。
同社によると、2023年6月から24年9月の期間に所属するクリエイターのチャンネル数は1万5千件以上で、動画の総再生数は753億1115万回。自治体との取り組みは20都道府県、企業などとのタイアップ動画は4757本に上る。こうした強力な発信力・集客力に多くの自治体が期待を寄せている。

TikTokで直接予約
ショート動画で観光・宿泊施設を紹介し、動画から直接誘客を図る取り組みも見られる。TikTok(ティックトック)では、動画コンテンツで発見した気になる観光スポットや体験を、動画内からOTAサイト経由で予約できる機能「TikTok GO」を提供している。
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