ジェットスター・ジャパンは9月30日、2026年6月期決算(2025年7月1日〜2026年6月30日)を発表した。営業収入は816億1,000万円と過去最高を更新。総搭乗者数589万人超、年間平均搭乗率89.0%もいずれも過去最高を記録した。一方、燃油費の高騰や機材計画の変更に伴う費用増が重くのしかかり、営業損失は42億7,200万円を計上。増収ながら赤字転落という厳しい一面も明らかになった。
営業収入816億円、前年から約67億円増の過去最高
2026年6月期の営業収入は816億1,000万円。前年の749億4,000万円から約66億7,000万円増加し、過去最高を更新した。
旺盛なインバウンド需要が収益を押し上げた格好だ。
ただし、収益面の改善とは裏腹に、費用面での圧迫が深刻化した。長引く円安と世界的なインフレの継続に加え、中東情勢の緊迫化に伴う燃油費の高騰、そして機材計画の変更に伴う費用増が重なった結果、営業損失は42億7,200万円に拡大。前年は15億7,800万円の営業利益を計上していたが、一転して赤字に転落した。
当期純損失は41億8,200万円。前年の純損失15億4,300万円からさらに悪化した。
搭乗者589万人、搭乗率89.0%——いずれも過去最高
旅客実績は好調そのものだった。
当期の総搭乗者数(有償ベース)は589.1万人。前年の561.0万人から28.1万人増加し、年間利用者数として過去最高を記録した。
年間平均搭乗率は89.0%で、前年の87.8%を上回り、こちらも過去最高。定時運航率は77.3%で、前年の76.8%からわずかに改善した。
国際線を4路線から7路線へ拡充——成田=香港も運航再開
2025年7月から2026年6月にかけての当事業年度では、国際線の路線網を大幅に強化した。
具体的には、成田=高雄路線を新規就航。関西=マニラ路線および成田=香港路線の運航を再開した。これにより国際線は4路線から7路線へと拡大した。
那覇初の国際線、台北路線は1日最大3往復へ
今後の路線展開についても、新たな計画が明らかになった。
2026年12月6日、当社として初めて那覇空港を発着する国際線として、那覇=高雄路線を新規就航する予定だ。
さらに、12月26日からは成田=台北路線を1日最大3往復運航する計画も発表された。2026年冬ダイヤ期間中、台北・高雄発着路線は週最大42往復へと増加する見通しだ。
国内15都市・海外5都市、累計6,300万人超が利用
ジェットスター・ジャパンは「日本の空、世界の空を、もっと身近に。」をビジョンに掲げ、2012年7月より国内線、2015年2月より国際線の運航を開始した。現在、国内15都市・海外5都市に就航し、国内線18路線・国際線7路線を運航中。就航からの累計搭乗者数は6,300万人以上に達している。




