ベトナム航空は10月2日、オンラインチェックイン時に機内食を利用しないことを選択できる新機能「Lotus Green Choice(ロータス・グリーン・チョイス)」を開始した。
お客様一人ひとりのニーズに応じたサービスのパーソナライズを図るとともに、実際の需要に応じた機内食の提供を通じた運航リソースの最適化、および食品廃棄の削減を目的とした取り組みだ。
出発24時間前から1時間前まで選択可能
「Lotus Green Choice」は、出発時刻の24時間前から1時間前までのオンラインチェックイン時に、機内食を利用しないことを選択できる機能だ。
選択は任意。利用しないことを強制されるものではなく、あくまで乗客が自身の旅のスタイルに合わせて判断できる仕組みとなっている。
複数回の機内食が提供される長距離路線では、最初の機内食を利用せず、次の機内食は通常どおり受け取るといった選択も可能だ。
これにより、乗客は機内食の提供時間にとらわれることなく、睡眠やリラックスを優先するなど、機内での時間をより自由に過ごせるようになる。
多様化する機内での過ごし方に対応
ベトナム航空によると、現在、機内食の利用に対するニーズはお客様によってさまざまだという。
特に夜間便や短距離路線では、機内での休息を優先したい乗客や、出発前に軽食を済ませてくる乗客、自身の食事・栄養管理に合わせて機内食の利用を調整したい乗客など、機内での過ごし方が多様化している実態がある。
こうした背景から、「Lotus Green Choice」の導入によって、乗客それぞれの旅のスタイルに寄り添ったサービス提供が可能になるとしている。
航空業界の年間廃棄物、65%が食品・飲料
本機能の導入には、環境への配慮という側面もある。
国際航空運送協会(IATA)および航空サステナビリティ・フォーラム(ASF)によると、航空業界ではキャビンおよび機内食サービスから年間約360万トンの廃棄物が発生している。そのうち65%を食品・飲料廃棄物が占めており、未使用のまま残された機内食は廃棄物全体の18%に相当するとされている。
機内食を実際の需要に合わせて最適化することは、食べられないまま廃棄される食品の削減につながる。こうした取り組みは、すでに海外の複数の航空会社でも導入されている。
「上質なサービスは、お客様一人ひとりのニーズを尊重することから始まる」
ベトナム航空 副総支配人のダン・アイン・トゥアン氏は次のようにコメントしている。
「上質なサービスは、お客様一人ひとりのニーズを尊重することから始まると考えています。機材の刷新や持続可能な航空燃料への移行といった長期的な取り組みに加え、環境に配慮した姿勢は、日々のサービスにおける柔軟で実践的な取り組みにも表れています。『Lotus Green Choice』は、お客様がそれぞれの旅のスタイルに合わせて機内での過ごし方を選択できるようにするとともに、ベトナム航空が社会とともに、持続可能で環境に配慮した価値を生み出していくための取り組みです。」
最適化されたリソースを旅客サービス向上に活用
ベトナム航空は、「Lotus Green Choice」によって最適化されたリソースを、旅客サービスのさらなる品質向上に直接活用するとしている。
あわせて、環境や地域社会の持続可能な発展に向けた取り組みにも活用していく方針だ。
同社は今後も、お客様の多様なニーズに応えるサービスの提供と、持続可能な航空サービスの実現に向けた取り組みを進めていくとしている。





