帝国データバンクがこのほど公表した今年8月の景気動向調査で、旅館・ホテルの景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は前月比0.7ポイント増の47.3。判断の分かれ目の50を3カ月連続で下回ったが、2カ月連続の改善で、51の業種別で10位と、2カ月ぶりに10位以内にランクした。
前月(46.6)は業種別で12位と、上位10位から陥落したが、1カ月で”復活”した。
8月の上位業種は電気機械製造(52.1)、輸送用機械・器具製造(51.9)、機械製造(50.6)、情報サービス(50.5)、精密機械、医療機械・器具製造(49.8)、専門サービス(49.4)、人材派遣・紹介(48.3)、化学品製造(48.0)、メンテナンス・警備・検査(47.9)。製造とサービス業が上位を占めている。
全業種計は同1.0ポイント増の44.6と、4カ月連続で改善。
「国内景気は、売り上げの持ち直しやAI・半導体関連の需要拡大を軸に、製造から小売まで幅広く持ち直した」(同社)。
10の業界別では、8業界が改善。農・林・水産とその他の2業界が悪化した。
旅館・ホテル、飲食店などのサービス業界は同0.8ポイント増の47.5と3カ月連続で改善。旅館・ホテルの改善については「国内の宿泊需要や客単価の上昇」を理由に挙げている。
景況感について、回答者の主な声は次の通り。
「インバウンド需要が根強い」(現在、良い、旅館)。
「夏にしては気温が少し低く、人出が多いため、売り上げは好調」(現在、良い、一般食堂)。
「熊本地震の影響により、利用が増加している」(現在、良い、貸し切り旅客自動車運送)。
「お盆で帰省客の利用が多かった」(現在、良い、乗用旅客自動車運送)。
「2026年は大きなイベントがないことに加え、猛暑、地震、物価高、円安など旅行会社には逆風が吹き荒れている」(現在、悪い、旅行業代理店)。
「2027年4月からの飲食料品の消費税率引き下げや所得給付で、レジャーなどの選択的支出に資金が回ることを期待」(先行き、良い、遊戯場)。
「2027年は標準運賃改定により、運賃および料金が15~20%上昇する見込み。乗務員の人件費を上げることで、人材不足の解消に期待」(先行き、良い、貸し切り旅客自動車運送)。
「円安の影響など、物価高騰の影響がより表れると考える」(先行き、悪い、一般飲食店)。





