エミレーツ航空は9月15日、日本政府観光局(JNTO)と新たな覚書(MoU)を締結した。中東主要市場における日本の認知度向上および訪日需要の拡大を目的としたもので、両者がこれまで築いてきた協力関係をさらに発展させる。
覚書の締結は、ドバイで開催されたアラビアン・トラベル・マーケット(ATM)の会期中に行われた。署名したのは、エミレーツ航空のオルハン・アッバース極東地区商業担当上級副社長と、JNTOドバイ事務所の小林大祐所長。

10年以上の協力関係をさらに強固に
今回の覚書締結は、初めての取り組みではない。昨年も両者は覚書を締結しており、共同マーケティングやプロモーション活動を通じて、中東主要市場における日本の魅力発信を続けてきた。新たな覚書はその継続・発展を明確に位置づけるものだ。
エミレーツ航空は10年以上にわたり、ドバイ経由で世界130以上の都市を結ぶグローバルネットワークを提供しつつ、日本の観光振興を支援してきた。
アッバース上級副社長はこう語っている。「エミレーツ航空は10年以上にわたり、ドバイ経由で世界130以上の都市を結ぶグローバルネットワークを提供するとともに、日本の観光振興を支援してきました。昨年、JNTOと覚書を締結して以来、共同マーケティングおよびプロモーション活動を通じて、中東主要市場における日本の魅力発信に取り組んできました」
2026年10月、週28便体制へ増便
エミレーツ航空は日本を重要な戦略市場の一つと位置付け、日本と世界各地を結ぶネットワーク強化に継続的な投資を行っている。
現在、成田国際空港、東京国際空港(羽田空港)、関西国際空港とドバイを結ぶ直行便を運航中。2026年10月には成田路線の増便により、日本発着の旅客便は週28便体制となる予定だ。
さらに、関西国際空港路線ではフラッグシップ機であるA380型機の運航を通じて供給座席数を拡大。日本と中東地域を結ぶネットワークをさらに強化している。
アッバース上級副社長は述べている。「エミレーツ航空は、日本市場への継続的な投資の一環として、供給座席数の拡大やネットワークの強化を進めるとともに、日本を訪れるお客様へのサポートを充実させています。その取り組みの一つとして、東京(成田)および関西国際空港において、ご利用条件を満たしたお客様を対象に、専用車で空港送迎を提供するショーファーサービスを開始しました。こうした取り組みを通じて、日本と中東地域を結ぶ旅行需要のさらなる拡大を支援してまいります」
「中東は重点市場」 JNTOドバイ事務所が5年の歩みを振り返る
JNTOにとっても、中東地域は重点市場のひとつ。ドバイ事務所を開設してから約5年間、中東各国から多くの訪日旅行者を迎えてきた。
小林所長はコメントしている。「この節目に、今回の覚書締結を通してエミレーツ航空とのパートナーシップを一層強固なものとできることを大変嬉しく思います。エミレーツ航空との継続的な連携のもと、これまでの取り組みを発展させながら、日本の豊かな文化遺産や美しい自然、現代的な観光体験に加え、訪れるたびに新たな発見と感動をもたらす日本各地の多彩な魅力を、より多くの旅行者の皆様にお届けできることを期待しています」
受賞歴あるプレミアム・エコノミーや大阪トラベルストアも
エミレーツ航空の日本路線を利用する乗客は、受賞歴もあるプレミアム・エコノミークラスや、最新仕様にアップグレードされた機材など、世界最高水準の製品とサービスを利用できる。
昨年には大阪の中心部に新たなトラベルストアを開設。日本の顧客により身近でパーソナルなサービスを提供する体制も整えた。
今回のパートナーシップは、日本を魅力ある旅行先としてさらに発信するとともに、日本、ドバイおよび中東地域における人的交流のさらなる促進に向けた両者共通の意思を反映するもの。エミレーツ航空とJNTOは、これまで積み重ねてきた協力関係を基盤に、今後も両地域間の旅行需要創出と交流促進に取り組む方針だ。




