定例会の様子
日本旅館国際女将会は9日、9月定例会を京都市の「ザ ソウドウ 東山 京都」で開いた=写真。メタ観光推進機構の牧野友衛代表理事が講演。牧野氏は「地域の日常を観光にする『メタ観光』」と題し、AI時代の観光戦略を提示した。
冒頭あいさつで、長坂正惠会長(下呂観光ホテルしょうげつ)は「私たちは諸先輩方が築いてくださったレールの上を走っている。各国から多くインバウンドのお客さまが訪日しているが、諸先輩方が石を積み上げて基礎を作ってくださったからだ」と述べた。
牧野氏はGoogleマップ日本語版の立ち上げやトリップアドバイザー代表取締役などを歴任。2021年に同機構を設立した。
講演で牧野氏は、墨田区での実証事例を紹介。観光関連地点は当初約440カ所だったが、データ収集とワークショップを経て約1700カ所を発見。「気づいていないような場所がたくさんある」と強調した。
また、京都市の訪日外国人の再訪率は22%で、東京(54.6%)や大阪(38.2%)を大きく下回ると指摘。清水寺や伏見稲荷など特定スポットへの集中が課題。「ここしか知らなければ二度と来る理由が多分ない」と述べた。
AIの影響にも言及。生成AIの利用率は日本全体で58.8%に達し、「公式サイトは人が見るものではなく、AIが見るものだと考え直す必要がある」と訴えた。AIによる予約代行の時代に向け、自社サイトの整備とダイレクト予約の導線整備を急務とした。

定例会の様子




