旅館の商品要素は「立地環境・施設・料理・サービス」である。つまり立地環境も重要な商品のひとつだ。「立地」と「環境」はほとんど不可分だが、あえて分けて捉えるなら、前者は、地理的な位置や市場圏などとの距離、交通条件、地形などといったこと。対して後者は、「どんなものに囲まれ、どんな状況の場所にあるか」ということである。「静か」「空気がおいしい」といったことも含まれる。
環境にもいろいろあるが、ここではひとまず、山や川、海、森林といった自然環境を想定していく。田畑や花畑といったものも含めて考えてよいかと思う。
(8)自然環境を強みに
観光資源としての自然環境には三つの生かし方がある。「観る(景色)」、「浸る」、「(そこで)何かをする」である。何がどれにあたる、というふうに一対一でひもづけることはできない。例えば登山は、この三つを兼ねていると言える。
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