竹内氏
最近ハマっているのが「水キムチ」。…って、水キムチって何?という方のために、ちょっと解説。
水キムチとは、韓国の伝統的なキムチの一種。韓国語で水を意味する「ムル」が付いて、「ムルキムチ」と呼ばれる。一般的に漬物は漬けた野菜を食すが、水キムチは漬け汁ごといただくのが特徴で、韓国では食前に汁を飲む習慣もあるのだとか。特に大根の水キムチは、消化不良予防として重宝されているそう。
キムチとはいえ、唐辛子は少ししか入っていないので辛くない。野菜のシャキシャキ感も残っている。冷たくサッパリしていて、夏バテで食欲不振に陥っている人にもおススメだ。
さて、筆者がハマっているというのは、株式会社徳山物産の「水キムチの素」。たまたま店でふと手に取ったのだが、作ってみたら超ベリウマ♪ 作るといっても、好みの野菜をテキトーに切り、水で倍に薄めた素に漬け込むだけと、超簡単! しかも、通常は2日ぐらい漬け込むようだが、コレなら1~2時間で食べられて、一晩置けば本格的な味わいに。
近年この水キムチが「腸活に良い」とか、漬け汁が「飲む美容液」などと話題になっている。その理由は、乳酸菌が豊富だから。水キムチの乳酸菌含有量は、漬かり具合にもよるが、1グラムあたり約3億個ともいわれ、赤く辛いキムチの倍もあるそうで、食品の中でもトップクラスとされる。
ナゼこんなに乳酸菌が多いのか? それは、漬け汁ごと発酵するため、元々野菜に付着していた常在乳酸菌が漬け汁に溶け出し、増殖しやすい環境になるからだそう。また普通のキムチと違い、辛味成分が少なく、発酵を妨げる要素も少ないらしい。オマケに漬け汁も飲めるから、菌を無駄なく摂取できるのだ。
この豊富な乳酸菌が有害菌の増殖を抑え、腸内フローラ(腸内細菌群)のバランスを整えてくれるという。そして、水キムチに含まれているのは植物性乳酸菌だ。ぬか漬けに例えると分かりやすいが、ぬか床は塩分が高く酸も強い。植物性乳酸菌は、そんな厳しい環境でも生き抜ける性質を持つため、胃酸や胆汁にも強く、生きたまま腸まで届きやすいといわれる。
水キムチの漬け汁が飲む美容液といわれるのは、豊富な乳酸菌で腸内環境が整うことで、美肌効果が期待できるから。腸と肌はとても密接な関係にあり、腸内環境が乱れて悪玉菌が増えると、有害物質が肌に届いてニキビや肌荒れを引き起こすそうだ。腸内環境を良くすれば、肌の水分保持能力が高まるとともにターンオーバーが改善され、くすみや乾燥のない美肌が得られるというから、漬け汁を飲まなきゃ損!
さらに、漬けた野菜に含まれる食物繊維も腸内環境の改善に役立つ上、野菜由来の抗酸化成分も一緒に摂取できる。乳酸菌とダブルで活性酸素と闘ってくれるので、アンチエイジング効果も期待できるのだ。
実は来月、久々にソウルに出かける。本場の水キムチの味が、今から楽しみ♪
※宿泊料飲施設ジャーナリスト。数多くの取材経験を生かし、旅館・ホテル、レストランのプロデュースやメニュー開発、ホスピタリティ研修なども手掛ける。




