日本航空(JAL)グループは8月17日、2026年度お盆期間(2026年8月7日~8月16日)のご利用実績を発表した。台風の影響により沖縄方面を中心に約470便の欠航が発生したものの、国内線全体の搭乗率は86.9%を記録。北海道方面では旅客数が前年比108.1%と特に好調だった。
国内線、台風の影響で前年を下回るも搭乗率86.9%
国内線(JAL、J-AIR、JAC、HAC、JTA、RAC各社合計)の提供座席数は1,264,263席で前年比97.0%、総旅客数は1,098,816人で前年比94.2%。搭乗率は86.9%と、前年の89.5%を2.6ポイント下回った。
JALグループは「台風影響により沖縄方面を中心に約470便の欠航が発生しましたが、お盆期間としての搭乗率は86.9%となりました」と発表している。
下りのピークは8月8日(土)で搭乗率94.2%、上りのピークは8月16日(日)で搭乗率94.1%を記録した。
JAL便単体では提供座席数が1,162,489席(前年比99.8%)、総旅客数が1,016,407人(前年比96.7%)、搭乗率87.4%。日本トランスオーシャン航空(JTA便)は提供座席数86,580席(前年比73.5%)、総旅客数72,153人(前年比71.2%)、搭乗率83.3%。琉球エアーコミューター(RAC便)は提供座席数15,194席(前年比71.8%)、総旅客数10,256人(前年比71.3%)、搭乗率67.5%となった。
北海道・関西方面が好調、沖縄は台風直撃で大幅減
方面別の実績は以下の通り。
- 北海道方面:提供座席数303,468席(前年比106.6%)、総旅客数274,561人(前年比108.1%)、搭乗率90.5%
- 東北・北陸方面:提供座席数108,739席(前年比94.0%)、総旅客数96,127人(前年比90.9%)、搭乗率88.4%
- 関西方面:提供座席数111,714席(前年比99.3%)、総旅客数100,766人(前年比96.3%)、搭乗率90.2%
- 中国・四国方面:提供座席数182,804席(前年比99.4%)、総旅客数156,141人(前年比94.8%)、搭乗率85.4%
- 九州方面:提供座席数349,650席(前年比101.9%)、総旅客数296,719人(前年比97.4%)、搭乗率84.9%
- 沖縄方面:提供座席数207,888席(前年比78.7%)、総旅客数174,502人(前年比74.8%)、搭乗率83.9%
「方面別では北海道方面が特に好調で、旅客数は前年比108.1%となりました。また、北海道方面・関西方面においては、搭乗率が90%以上となりました」とJALグループは述べている。
沖縄方面は提供座席数・総旅客数ともに前年比70%台にとどまり、台風の打撃が如実に表れた形だ。
令和8年熊本地震受け、福岡=鹿児島線で計76便の臨時便
臨時便・チャーター便の運航実績として、国内線ではJAL便が福岡=鹿児島線で計76便、羽田=那覇線で計1便を運航した。前年同期間はJAL便が羽田=山形線の計2便にとどまっていたが、今年は九州方面で大幅に増加した。
JALグループは「令和8年熊本地震をうけて、九州地方域内の移動手段確保のため、お盆期間についても福岡=鹿児島線において計76便の臨時便を設定しました」と説明している。
前年同期間にはJTA便として関西=那覇線20便、中部=那覇線20便、福岡=那覇線14便の計54便が運航されていたが、今年のJTA便・RAC便ともに臨時便の設定はなかった。国際線の臨時便・チャーター便も、今年は運航なし。前年には成田=ホノルル線で計14便が運航されていた。
日別搭乗率(国内線)の詳細
下り(主要方面行き)の搭乗率は、8月8日(土)の94.2%が最高。8月7日(金)の92.4%、8月12日(水)の93.9%も高い水準を維持した。一方、8月14日(金)の83.8%、8月15日(土)の82.6%は相対的に低かった。
上り(帰省ラッシュ)の搭乗率は、8月16日(日)の94.1%が最高となり、8月15日(土)の90.0%、8月14日(金)の87.9%がそれに続いた。前半(8月10日月曜日の76.3%、8月11日火曜日の73.5%)は低調だったが、お盆後半に向けて急速に上昇した。
国際線、ハワイ・グアム方面のみ前年の搭乗率を上回る
国際線(JAL、JTA合計)の日本発着合計は、提供座席数が254,589席(前年比97.2%)、総旅客数が211,955人(前年比91.9%)、搭乗率は83.3%で前年の88.1%を4.8ポイント下回った。
「台風影響により東アジア方面を中心に計22便が欠航しましたが、お盆期間としての搭乗率は83.3%となりました。また、日本出発のピークは8月8日、日本到着のピークは8月15日でした」とJALグループは報告している。
方面別の搭乗率は以下の通り。
- 東アジア:搭乗率89.9%(提供座席数70,672席・前年比98.6%、総旅客数63,562人・前年比97.7%)
- ハワイ・グアム:搭乗率87.2%(提供座席数27,080席・前年比91.2%、総旅客数23,624人・前年比92.9%)
- 欧州・中東:搭乗率84.0%(提供座席数21,134席・前年比83.9%、総旅客数17,759人・前年比76.3%)
- 北米:搭乗率80.9%(提供座席数60,708席・前年比98.6%、総旅客数49,112人・前年比92.8%)
- 東南アジア・オセアニア:搭乗率77.2%(提供座席数74,995席・前年比101.6%、総旅客数57,898人・前年比90.4%)
JALグループは「方面別の旅客数ではいずれも前年を下回るものの、ハワイ・グアム方面において、前年を1.5pt上回る搭乗率となりました」としている。全方面で旅客数が前年を下回る中、ハワイ・グアム方面の搭乗率だけが前年比プラスとなった点が注目される。
日別搭乗率(国際線)の詳細
国際線の日本発の搭乗率は、8月8日(土)の95.5%が最高で、8月7日(金)の91.7%、8月9日(日)の92.2%と続き、週の前半が高い水準を示した。後半は76.0%(8月14日・金)まで低下したものの、8月16日(日)には83.7%まで回復した。
日本着の搭乗率は8月7日(金)から8月11日(火)にかけて低調で、8月9日(日)の71.2%、8月10日(月)の69.4%が低水準。その後は上昇に転じ、8月15日(土)に93.8%のピークを記録。8月16日(日)も91.2%の高水準を維持した。




