浜名湖の美しい自然に恵まれた舘山寺温泉
平安時代(810年)に弘法大師が旅人の心を清めるために開創したといわれる「舘山寺」(静岡県浜松市)。江戸時代には徳川家康から御朱印判物を賜り、東海地方の名刹(めいさつ)として繁栄してきた。浜名湖の美しい自然に恵まれた景勝地として、県の観光スポットの一つとなっている。
舘山寺温泉の開湯は1958年。泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物強塩泉で、塩分濃度が高く、血行が良くなる効果があり、関節痛やリウマチ、神経痛に効くとされる。

舘山寺温泉につかり、浜名湖ならではの食や自然、アクティビティを楽しみながら健康を保持・増進してもらおうと、舘山寺温泉観光協会は2025年4月から「シン・湯治」の取り組みを始めた。
パンフレットの制作や協会ウェブサイト内に「シン・湯治」の特設ページを開設してアピールするほか、今年4月1日から来年2月末まで、「シン・湯治」クーポンを販売。クーポン券3千円相当を2400円で販売するほか、旅館・ホテルの宿泊客はさらに2100円で購入できるようにした。
加えて、遠鉄観光開発とタイアップし、路線バスを改造した移動型サウナバス「サバス」の運行も開始した。
これに先立つ2月には、温泉街や遊園地・浜名湖パルパル、はままつフラワーパーク、浜松市動物園などを含めたエリア全体の活性化を目指すプロジェクトを発足。メンバーには観光関係者や地元自治会、静岡大情報学部、市などが名を連ねている。29年春開業が予定されている旧ホテル九重跡地の再開発を視野に、29年度までの事業計画を策定する。
本年度は、(1)地域全体で一体感をもって(2)魅力・価値を分かりやすく伝え(3)来訪者に共感してもらい(4)強いつながりを作っていく―いわゆる「インタープリテーションモデル」の確立で、26年度は、地域資源の掘り起こしや共通キャッチコピーの策定などに取り組む。
「『にっぽんの温泉100選』の順位は25年で86位だったが、28年には50位以内、そして10年後は30位以内を目指す」(観光協会)と意気込む。
舘山寺温泉には愛犬と泊まれるホテルが2軒、食事できる飲食店が3軒、愛犬と楽しめる観光&アクティビティ施設が6軒あるのを生かし、「ドッグフレンドリーなまち」作りも進めている。
その一環として、浜名湖パルパルでは、昨年7月から、開園日であればいつでもワンちゃんと一緒に愛犬同伴での入園が可能となった。湖畔の心地よい風を感じながら、広々とした園内をワンちゃんと一緒にウォーキングでき、映えるフォトスポットも満載。
100選のランクアップで誘客を図る熱い取り組みに、地域の期待も大きい。

志ぶき橋の夕景
舘山寺温泉|浜名湖の絶景とグルメが充実した、浜松の観光スポット





