大韓航空は7月21日、野生動物の違法取引根絶を目指す国際的な共同宣言「バッキンガム宮殿宣言(Buckingham Palace Declaration)」に調印した。韓国の航空会社として初めての調印。
「バッキンガム宮殿宣言」は、野生動物や関連加工品の違法輸送を撲滅するために、世界の運輸・物流業界が結束して署名した国際的な共同宣言だ。
11の実行条項で構成、イギリス王室主導の国際連合が推進
同宣言は2016年3月に制定。情報共有、関係機関への通報、違法取引が疑われる貨物運送の拒否など、11の実行条項で構成されている。
署名企業は、イギリス王室が主導する国際野生動物保護連合「ユナイテッド・フォー・ワイルドライフ(United for Wildlife)」のタスクフォースに参加し、各条項を履行する義務を負う。
大韓航空は今回の調印を受け、野生動物や加工品の違法取引を防ぐためのセキュリティシステムの強化、職員への教育、該当物の輸送拒否などを実施していく方針を示した。
ニュージーランド固有の希少種「ホウセキヤモリ」を無償で本国送還
大韓航空はこれまでも、野生動物の保護活動に積極的に取り組んできた実績がある。
今年1月、違法取引が疑われたニュージーランド固有の希少種「ホウセキヤモリ」を無償で本国送還。その姿勢が今回の宣言調印にも反映されている。
同社は「グローバル航空会社として、社会的・環境的価値を追求し、持続可能な未来へ向けた取り組みを果たして参ります」とのコメントを発表している。
今後も大韓航空は、野生動物保護の観点から、国際的な枠組みに沿った活動を継続していく構えだ。





