パネルディスカッションの様子
日本観光研究学会は6月27日、東京の立教大学池袋キャンパスでシンポジウムを開いた。発足40年の節目を迎え、「観光の発展と日本観光研究学会の40年~学会は何を発信してきたか~」をテーマに、歴代会長による基調講演、パネルディスカッションを行った=写真。
第10代会長で立教大学名誉教授の溝尾良隆氏が講演し、日本の観光と学会のこれまでの歴史を振り返った。
同学会は1986年5月、「日本観光研究者連合」の名称で発足。94年に現在の名に変更。2022年に一般社団法人化し、現在に至る。会員数は当初の10倍以上の1100人超。観光系学会で最大規模となり、観光における多様な分野の研究者が集い、研さんする場となっている。
今後の学会について溝尾氏は「研究者が少ない分野が宿泊業、旅行業、航空業、鉄道業。関心のある方々が集まり、研究部会をつくっていただきたい」と求めた。
パネルディスカッションは熊谷圭介氏(第20代会長、長野大学特任教授)をコーディネーターに、安島博幸氏(第12代会長、立教大学名誉教授)、吉兼秀夫氏(第16代会長、阪南大学名誉教授)、梅川智也氏(第18代会長、國學院大學教授)が登壇。自身の会長時の取り組みを説明するとともに、今後の学会のあり方を提言した。
各氏は「研究の対象が発地側から着地側に広がっている。今後もさまざまな分野への広がりを期待したい」「国際化が必要。研究の成果をもっと海外に」「国や地方自治体への政策提言、対話の場がさらに必要だ」などと述べた。

パネルディスカッションの様子




