三井不動産と三井不動産リゾートマネジメントは7月15日、最高級ラグジュアリーホテル「HOTEL THE MITSUI HAKONE」を2026年12月15日(火)に開業すると発表した。同日より宿泊予約の受付を開始する。
所在地は神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷字箕作沢450番1他。2020年11月に開業した「HOTEL THE MITSUI KYOTO」に続く、「HOTEL THE MITSUI」ブランドとして2棟目となるホテルだ。
かつて三井家の別荘が群をなして存在した小涌谷の地に位置し、「富士箱根伊豆国立公園」内に立地する。約13万5500㎡(約4万980坪)という広大な敷地は約45mの高低差を持ち、蛇骨川以南の浅間山側には原生林をそのまま残した計画とした。

先行ブランドはフォーブス5つ星・ミシュラン3キーを獲得
「HOTEL THE MITSUI KYOTO」は、フォーブス・トラベルガイド5つ星、ミシュランガイド3ミシュランキー、World’s Best 50 Hotelsへの選出など、グローバル基準での高い評価を獲得している。箱根のホテルも、三井不動産グループの最高級ラグジュアリーホテルとして同水準の体験を目指す。
ブランドコンセプトは「日本の美しさと—EMBRACING JAPAN’S BEAUTY—」。伝統文化や建築、工藝、食に見られる日本独自の美しさを大切にしながら、細やかな心遣いと洗練されたサービスを提供するとしている。
マリオット・インターナショナルのラグジュアリーブランド「ラグジュアリーコレクション」とも提携。世界中に会員顧客を持つ同社と連携することで、国内外からの集客を図る。

全126室すべてに天然温泉付き客室、200㎡超のプレジデンシャルスイートも
客室数は全126室。敷地内から湧く天然温泉を引き入れた専用風呂を全室に完備する。
客室タイプは以下の通り。
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デラックスルーム:48㎡(バルコニー10㎡) 43室
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プレミアルーム:48〜57㎡(バルコニー10〜11㎡) 30室
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グランドルーム:51㎡(バルコニー12㎡) 14室
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Onsenガーデンルーム:45〜50㎡(テラス13〜14㎡) 22室
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デラックススイート:105㎡(バルコニー32㎡) 7室
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Onsenガーデンスイート:100㎡(テラス34㎡) 4室
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プレジデンシャルスイート:240㎡(バルコニー81㎡) 1室
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ヴィラ:110〜112㎡(テラス55〜60㎡) 3室
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テラスヴィラ:101㎡(テラス75㎡、別途専用庭52㎡) 1室
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シグネチャーヴィラ:217㎡(テラス120㎡) 1室
各ルームは約6mの間口を備え、開放的な空間の中で外の景色をより身近に感じられる設計とした。ヴィラタイプは室内風呂と露天風呂を備え、豊かな自然の景色を独り占めしながら過ごせる。多くの客室では外の景色を望むビューバスを設けており、浅間山や箱根の自然を眺めながら入浴が楽しめる。
インテリアデザインは、世界的デザイン事務所「Yabu Pushelberg」が担当。自然との調和を意識した空間設計で、上質で開放感のある滞在環境を創出している。

サーマルスプリングは「空、森、水が一体となる空間」
温浴施設「サーマルスプリング」は、屋内外で天然温泉が楽しめる開放的な設計とした。浅間山の景色を眼前に、蛇骨川のせせらぎを聞きながら入浴できる。
「HOTEL THE MITSUI KYOTO」のサーマルスプリングが京都の市街地の地下に設けられているのとは趣が異なり、箱根では屋内・屋外それぞれに異なる魅力を持つ空間を展開する。
スパにはカップルルーム1室を含む全5室のトリートメントルームを備え、ホテルオリジナルのメニューを提供する。コンセプトは「清閑に委ねる」。森の清閑に包まれながら、森と呼吸し、自然に浸る時間を提供するとしている。


総料理長にリッツ・カールトン東京、ハレクラニ沖縄を経たベテラン
飲食施設は3つ。日本料理「三渓(サンケイ)」、オールデイダイニング「RIVERINE(リヴァライン)」、バー「The Bar LAMBENT(ランベント)」を展開する。
総料理長には、ザ・リッツ・カールトン東京の副総料理長やハレクラニ沖縄の総料理長などを歴任した髙橋浩史を迎えた。

髙橋総料理長は次のように語る。
「料理とは、一皿にとどまらず、空間や時間、もてなしのすべてを内包する体験だと考えています。その信念のもと、食材はもとより、器やカトラリーに至るまで、生産者や作家のもとへ自ら足を運び、そこに息づく想いや物語に触れながら、選び抜くことを大切にしています。箱根という、長い歴史と文化が息づく地において、これまで誰も知らなかった新しい食体験の創造に挑み、ここでしか味わえない美食を、日本にとどまらず世界へと発信していきたいと考えています」
日本料理「三渓」は64席。会席32席、鮨10席、鉄板焼14席、個室8席の構成で、窓の外に広がる原生林と箱根の竹林を想起する竹細工で演出された空間で食事を楽しめる。
料理長には、3年連続ミシュラン1つ星を獲得した経験を持つ黒須浩之を迎えた。「身土不二(しんどふじ)」の思想——地元の食材・旬の食材を食べることが自然や環境と調和するという考え方——を軸に、地元や日本国内の選りすぐりの旬の食材を使用した四季折々の料理を提供する。
「RIVERINE」は96席(うち個室8席)にテラス席も設ける。「RIVERINE」とは川の流れに寄り添う風景を表す言葉で、穏やかな川の流れのようにゆったりとした時間と豊かな味わいを楽しめる場所という想いを込めた名称だ。地産地消・食のサステナビリティをコンセプトに、ライブ感のあるショーキッチンで相模湾の海の幸や旬の食材を使用。朝食はビュッフェスタイル、ディナーは素材の旨味を引き出したグリル料理などを提供する。
「The Bar LAMBENT」は34席にテラス席を加えた構成。東海道をモチーフとした京都・箱根・日本橋をつなぐアートが壁一面に広がる空間で、国産のプレミアムウィスキーのセレクションやシグネチャーカクテルを提供する。春には桜、秋には紅葉という四季の移ろいも楽しめる。

離れ「四季庵」は安井杢工務店が施工、桂離宮にも携わった職人の技
敷地の奥には、伝統的な数寄屋造の離れ「四季庵」が佇む。建設工事全般は、桂離宮の保存工事や京都迎賓館の建設工事にも携わった京都の安井杢工務店が担当。敷地内の樹木なども一部用いた。季節の移り変わりを楽しみながら、茶会としての利用など日本らしいひとときを体験できる。
ファンクションルームは約73㎡。お庭とテラスを設え、正餐36席・立食50席に対応。グループ宴席から企業のオフサイトミーティングまで幅広い用途で利用できる。
敷地内の散策路には、蛇骨川の川辺に設けたテラスデッキや木々に囲まれたヨガテラスを整備。ホテル周辺では、幅20m・高さ3mの火山岩の岩肌を幾千筋の水が流れ落ちる「千条(ちすじ)の滝」や、トレッキングコースとして人気の「浅間山」といった箱根町の自然も楽しめる。
その他の施設としてフィットネスジムも備える。

温泉の熱エネルギーを活用、土地の改変を最小限に
環境への配慮も特徴の一つだ。敷地内に湧き出る温泉の熱エネルギーを活用した熱交換システムを導入し、館内エネルギーとして有効利用する。高低差のある地形に沿った配棟計画によって土地の改変を最小限に抑え、既存の樹木を可能な限り活用・移植するなど、自然環境との調和を図っている。
設計・施工は株式会社竹中工務店、プロジェクトマネジメントは株式会社日建設計が担当。運営は「ハレクラニ沖縄」や「HOTEL THE MITSUI KYOTO」なども手がける三井不動産リゾートマネジメント株式会社が行う。総支配人には楠井学氏が就く。
楠井総支配人は「HOTEL THE MITSUIブランドが箱根という新たな舞台を得られますことを、心より嬉しく存じます。京都で培ってきた数々の実績と世界からいただいた評価を礎に、『日本の美しさ』というブランドコンセプトを箱根でさらに昇華させ、お客様、パートナー企業の皆様、ホテル従業員、そして地域の皆様に末永く愛されるホテルを目指してまいります」と述べている。

「HOTEL THE MITSUI HAKONE」の宿泊予約は2026年7月15日より受付を開始。公式ホームページ(https://www.hotelthemitsui.com/ja/hakone/)および公式Instagram(@hotel_the_mitsui_hakone)で詳細を案内する。なお、三井不動産グループのホテル・リゾート事業では、「ハレクラニ沖縄」と「HOTEL THE MITSUI KYOTO」が2022年より5年連続でフォーブス・トラベルガイド5つ星を獲得しているほか、「HOTEL THE MITSUI KYOTO」「アマネム」「ブルガリ ホテル 東京」「フォーシーズンズホテル東京大手町」が3ミシュランキーを獲得している。






