「七日一巡り」全景
湯治ぐらし(大分県別府市)が運営する湯治リトリート施設「七日一巡り(なのかひとめぐり)」(客室数6室)は、湯治場として有名な別府・鉄輪温泉から車で約5分離れた閑静な小倉エリアに立地。
同社は、「日本古来のからだとこころの養生法である『湯治』を、世界の新しいライフスタイルへ」をテーマに、昨年3月21日に開業した同施設の運営をはじめ、温泉データの蓄積・分析、温泉地の地域活性化など、事業を多岐に展開している。
「江戸時代に上梓された『養生訓』では”湯治は七日で一廻り。二廻り、三廻りすると良い”とあり、人の生体サイクルに基づく温泉地での滞在が、体調を整えることを示していた。人の心身が癒えていくには、自然の流れに合致した時の流れを感じることも改めて必要だと考えている。そのため七日一巡りでは、お客さまにゆっくりと滞在してもらうべく、移動を伴わない日がある2泊以上の湯治滞在を提案している」と社長の菅野静氏。
「慌ただしい日常から距離を置きつつ、生体サイクルに合った長期の湯治リトリート滞在によって、自身の心と体に向き合う時間を持てる。従来の観光旅行とは異なる新しい温泉地の滞在スタイルを提案している」(菅野氏)。
自炊ができる厨房で行う「食ワークショップ」で地域の旬を味わい、自身の心と体に向き合ってもらう。「温泉入浴」「運動」「交流」に関する各種ウェルネスプログラムも充実。到着時、看護師・温泉利用指導者が宿泊客のバイタルデータを計測し、それぞれに最も適した温泉の泉質や入浴方法を伝えている。「さまざまなウェルネスプログラムを通じて、ご自身の心と体に向き合ってもらい、新しい自分に出会う。当館はそんな場でありたいと願っている」と話す。
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同館は老舗化粧品メーカーのポーラ(東京都品川区)により昨年9月、「美整リペア温泉」に認証された。
認証は2024年4月から本格的に展開しているポーラ独自のサービス。ポーラ・オルビスグループの研究所が施設で実際に使われている湯を採取。肌表面の角層や皮脂を健やかな状態にする「美肌作用」を調べ、その作用が認められた温泉に「美肌温泉認証」を発行する。現在、全国の温泉旅館・ホテル70軒に発行されている。
温泉は美肌作用の違いから「肌をすっきり滑らかに導く『湯磨きピーリング温泉』」「肌をすべすべでみずみずしい印象にする『メルティング浄化温泉』」など8種類に分類。同館の湯は、「透明感&すべすべ肌を実現する『美整リペア温泉』」に分類、認証されている。
認証を受けた宿には美肌温泉認証とともに、美肌作用の裏付けとなる科学的な湯の分析報告書を発行する。
美肌温泉認証の発行は、医学博士で日本健康開発財団主席研究員の後藤康彰氏からも「温泉資源を生かすための取り組み」と評価。
「これまでは『有名だから』と温泉地を選ぶ傾向があったが、これからは(美容など)自らの目的をかなえられる温泉地を選ぶ人が増えるだろう。全国の施設において、この美肌温泉認証の活用は意義あることだ」と話す。
菅野氏は「地元別府市とポーラの包括連携協定締結を組合経由で知ったことをきっかけに、美肌温泉証に興味を持ち、認証の申請に至った」と述懐。
「薬機法の絡みで今まで施設側が表現できなかった温泉の美肌作用をポーラが科学的に証明、可視化したことで、新たな滞在プラン、ウェルネスプログラムの造成、収益増が期待できる。美肌温泉認証を受けた当館の温泉をさらにPRしたい」と話す。
この件についての問い合わせ先は、ポーラお客さま相談室電話(0120)117111。

美肌温泉認証

「七日一巡り」全景




