森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社および子会社の株式会社万平ホテル、サンマリーナ・オペレーションズ株式会社は7月6日、運営する18ホテルで、株式会社サクラクオリティマネジメントが開発した日本発のESG認証「Sakura Quality An ESG Practice」(通称:サクラクオリティグリーン)の認証を取得したと発表した。
同認証は、観光事業における持続可能性や地域貢献、環境配慮、従業員との健全な関係構築などを総合的に評価する認証制度だ。取得した18ホテルのうち16ホテルが最上位クラスに位置する「4御衣黄桜」を取得。残る2ホテルが「3御衣黄桜」の認証を得た。
認証の概要と基準
サクラクオリティグリーンは、2022年3月に米国の持続可能な国際基準団体であるグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)からその認証基準の承認を受けた認証制度だ。GSTCの42の基準に基づいた172項目で構成され、チェックシートへの回答や調査員による現地視察を経て、5段階のレベルで評価される。
今回の認証取得について、森トラスト・ホテルズ&リゾーツは「各ホテルが地域と共に推進してきたサステナビリティへの取り組みを評価いただいた結果」と位置づけている。

取得ホテルと取得階級の一覧
「4御衣黄桜」の認証を取得したのは以下の16ホテル。
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翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都
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紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良
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イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古
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東京マリオットホテル
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軽井沢マリオットホテル
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伊豆マリオットホテル修善寺
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琵琶湖マリオットホテル
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南紀白浜マリオットホテル
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ウェスティンホテル仙台
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コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション
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コートヤード・バイ・マリオット 白馬
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ホテルラフォーレ那須
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ラフォーレ箱根強羅 湯の棲
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ラフォーレ伊東温泉 湯の庭
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万平ホテル
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シェラトン沖縄サンマリーナリゾート
「3御衣黄桜」の認証を取得したのは以下の2ホテル。
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富士マリオットホテル山中湖
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コートヤード・バイ・マリオット 新大阪ステーション

各ホテルで実践する具体的な取り組み
認証取得の背景には、各ホテルが地域と連携しながら実践してきたさまざまな具体的活動がある。
イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古では、地球温暖化によるサンゴの白化現象への対策として、宿泊者向けアクティビティ「サンゴの苗付け体験」を開催した。宿泊者がサンゴの保全活動に直接参加できる機会を提供する取り組みだ。
南紀白浜マリオットホテルでは、和歌山県が実施する「10万人の参詣道環境保全活動」に賛同し、ホテルスタッフ約30名が世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つである熊野古道を保全するための「道普請(みちぶしん)」を実施した。世界遺産の保全に現場スタッフが直接関わる、地域密着型の取り組みとして注目を集める。
コートヤード・バイ・マリオット 白馬では、白馬村特産の「ほおずき」を活用した小学生向けの職場体験を実施した。地元農家が育てる”フルーツほおずき”の収穫体験と、ホテルシェフと共に行う料理体験を組み合わせ、食と農のつながりを子どもたちに実感させるとともに、未来につながる職場体験の場を提供した。
ラフォーレ箱根強羅 湯の棲では、2024年1月にオープンした新館「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲綾館」の建築に際し、地域とともに長い年月を刻んできた植栽を残しながら、伐採した樹木や箱根火山由来の石材をアップサイクルし、土地の記憶の再現としてインテリアに取り入れた。地域資源を廃棄せずに建物の意匠として生かした事例だ。

グループ横断で推進する環境対策
個別ホテルの取り組みにとどまらず、同社はグループ全体でも横断的な環境対策を推進している。具体的には、アメニティのプラスチック削減、再生可能エネルギーの導入、客室内飲料水のウォーターサーバー化などを運営ホテル全体で展開中だ。
こうした取り組みの背景について、同社は「事業活動を通じて、環境だけでなく経済・社会との共生を目指している」と説明する。「会社が社会とともに持続的に成長するために、お客様・地域の方々・従業員に信頼される企業を目指し、地球環境への負荷軽減や動物福祉への配慮、地域資源の積極的な活用等を実践している」とも述べており、ESG認証の取得はその取り組みが外部から評価された結果と位置づけている。
同社はまた、「美しい自然環境や地域資源を基盤とするホテル事業者として、環境負荷の低減に配慮した事業運営が一層求められている」との認識を示した上で、「環境保護、社会貢献、そして透明性のある経営を通じて、皆様に安心してご利用いただけるホテルを提供する」と表明している。

森トラスト・ホテルズ&リゾーツについて
森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:伊達美和子)は、森トラストグループのホテル事業を担う中核企業だ。日本各地で、世界的な外資系ラグジュアリーホテルから自社ブランド「ラフォーレホテルズ&リゾーツ」まで、21の宿泊施設および12のレストラン・カフェを運営している。マリオット・インターナショナル、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループなどのグローバルブランドとのパートナーシップを通じて培った世界基準のサービスと、日本ならではのホスピタリティを融合させた運営が特徴だ。
子会社の株式会社万平ホテルは、避暑地・軽井沢とともに一世紀を超える歴史を歩み続けるクラシックホテル「万平ホテル」の運営会社。1894年(明治27年)の創業から130年を迎えた2024年に、大規模改修・改築工事を経て新たな一歩を踏み出した。「130年の時をつなぐ万平ホスピタリティ~文化・歴史・自然を紡ぐ~」をコンセプトに、日本ホテル史上における貴重な歴史的建造物としての伝統を守りながら運営を続けている。
もう一つの子会社、サンマリーナ・オペレーションズ株式会社は、環境省から最高ランクの「AA」に認定された白砂ビーチに面したリゾート「シェラトン沖縄サンマリーナリゾート」の運営会社。沖縄本島でも珍しいマリーナを備え、多彩なマリンアクティビティを提供している。
各ホテルのその他の取り組み事例は特設サイト(https://mt-hr.com/sdgs/sakura.html)で公開されている。同社のサステナビリティ活動全般については公式サイト(https://www.mt-hr.com/sdgs)、サクラクオリティグリーンの詳細については公式サイト(https://www.sakurastay.com/)でそれぞれ確認できる。




