ベルトラ株式会社は7月1日、現地体験型アクティビティ専門予約サイト「ベルトラ」の海外ツアー予約データおよび会員向けアンケート(有効回答数294件)をもとにした「2026年 夏の海外旅行動向調査」を発表した。
歴史的な円安や物価高、世界的な観光地の混雑が続く中にあって、現地ツアーの顧客単価は前年比146%(約2.7万円)に上昇。削れる費用は節約しながら「一生モノの現地体験」には妥協しない「メリハリ消費」が定着し、混雑回避のための「時期ずらし」や「事前確約」を活用するタイパ(時間効率)重視の旅行スタイルが新常識として浮かび上がった。


「ポイ活」で浮かせた分を体験・食事に投入
費用を抑える工夫を問う設問では、「ポイントや割引の活用(約44%)」が1位となった。旅のベース費用を日常的なポイ活で圧縮しつつ、浮いた分を別の項目に充てる構図だ。
一方、「妥協せずお金をかけるポイント」については、「観光やアクティビティ(約55%)」「美味しい食事(48%)」が上位を占めた。
実際の予約データにも同様の傾向が表れている。スペインのサグラダ・ファミリア入場確約ツアーやグランドキャニオン日帰りツアーなど、1人あたり数万円規模のアクティビティが人気を集めており、これが単価上昇(前年比1.4倍超)の要因となっている。
円安下であっても「今しかできない体験」にはしっかりと投資する消費者の姿が、データからも鮮明だ。
約66%が「日程ずらし」、約43%が「事前オンライン予約」を実施
アンケートでは、約半数の旅行者が観光地の混雑(インバウンド増など)を意識していると回答した。
その対策として最も多かったのが「お盆などのピークや平日へ日程をずらす(約66%)」。時間的ゆとりを活かした工夫が首位に立った。
次いで「事前にオンラインでチケットや予約を済ませておく(約43%)」が多く挙がった。実際の予約ランキングでも「ハワイの空港送迎」や「世界遺産の入場確約ツアー」が上位にランクインしており、現地での移動不安やチケット完売リスク、待ち時間を排除する「タイパ重視」の手配が、今の海外旅行のスタンダードになりつつある。
トップ4は「ハワイ」「オーストラリア」など王道が堅守 5位に「タイ」が新登場
今年の夏の海外旅行先(エリア別)予約件数ランキングでは、1位「ハワイ」から4位「韓国」まで、順位の変動こそあれ、昨年と同じ顔ぶれが上位を固めた。円安下でも揺るがない「王道リゾート・世界遺産」への強い憧れが伺える結果だ。
注目すべきは5位の変動だ。昨年5位だった「グアム」に代わり、今年は「タイ(バンコク等)」が新たにトップ5入りを果たした。物価高や円安の影響を比較的受けにくく、手頃な価格でラグジュアリーな体験や美食が楽しめる東南アジアへのシフトが見て取れる。
「絶対に行きたい王道エリア」と「旅費を抑えて満喫できる近場アジア」への二極化。その動きがランキングの変動にも実証される形となった。
旅行者の声 「今日が一番若い日なのでエイッと航空券を予約」
アンケートの自由回答には、環境の変化に負けず「今しかできない体験」を渇望する旅行者のリアルな言葉が寄せられた。以下、その一部を引用する。
「人生で一度は見ておきたい絶景マチュピチュに行きます。今日が一番若い日なのでエイッと航空券を予約しました」(50代)
「母とサグラダファミリアに行く予定」(40代)
「美食な街での食べ歩きとスイスでのトレッキング」(60代以上)
「7年ぶりのハワイを楽しむ」(40代)
調査概要
今回の調査の概要は以下の通りだ。
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調査期間:2026年6月13日~20日
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調査機関:ベルトラ株式会社(自社調査)
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調査対象:ベルトラ会員
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有効回答数:294件
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調査方法:インターネット調査
ベルトラについて
ベルトラは旅行会社の枠組みを超え、国内から海外、旅行前から旅行後、オンラインからオフラインまで、「心ゆさぶる体験」に出会うためのソリューションを提供する企業だ。現地ツアー数は約2万3000ツアー、現地ツアー催行会社数(世界)は約9000社、取り扱い国数は150カ国、会員数は約285万人、参加体験談は約61万件に上る。
詳細はベルトラ公式サイト(https://www.veltra.com/jp/)で確認できる。




