GREEN×EXPO 2027と横浜FC、持続可能な未来へ包括連携協定を締結 「幸せを創る明日の風景」共通理念に


Ⓒ2009 Y.F.SPORTS C. ©Expo 2027

スポーツの発信力で地球課題を「自分ごと」に

 公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会(GREEN×EXPO協会、会長:筒井義信、横浜市中区)と株式会社横浜フリエスポーツクラブ(横浜FC、代表取締役社長:上尾和大、横浜市戸塚区)は7月3日、包括連携協定を締結した。GREEN×EXPO 2027のテーマである「幸せを創る明日の風景」を共通の理念として、相互に連携し、持続可能な未来の社会づくりに資することを目的としたもの。協定の締結期間は2026年7月3日(金)から2027年12月31日(金)まで。

 GREEN×EXPO協会が横浜FCとの協定締結に踏み切った背景には、スポーツが持つ独自の訴求力がある。

 協会は、GREEN×EXPO 2027が発信する「生物多様性の危機など地球規模の課題への提言」を、多くの人々に直感的に訴求できるスポーツの力を活用し、一人ひとりが「自分ごと」として捉える契機を創出していくことを目的として、スポーツ団体との連携を進めている。

 横浜FCはJリーグ全60クラブが共通で推進する気候アクションの国際的な環境評価指標「Sport Positive Leagues(SPL)」に積極的に取り組んでいるクラブだ。今回の協定を通じ、スポーツが持つ発信力や地域コミュニティとのネットワークを活かし、自然環境の保全や次世代への啓発活動、博覧会の機運醸成に積極的に取り組むとしている。

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連携事項は5項目

 包括連携協定で定められた連携事項は以下の5点だ。

  • 自然環境の保全やカーボンニュートラル(脱炭素社会)の推進による、持続可能な社会の実現に関すること

  • 催事・イベントの実施に関すること

  • 次世代への啓発活動に関すること

  • 広報・プロモーション活動、機運の醸成に関すること

  • その他、互いの事業の価値向上等に関すること

 この5項目を柱として、両者は協定期間中にわたって連携活動を展開していく。

具体的な取り組みは2本立て

 協定に基づく具体的な取り組みは、現時点で2つが示されている。

 1つ目は「SNS環境アクション」への参加だ。ファンやチーム関係者が、取り組んでいる環境アクションをSNSで投稿することで、ファンやスポーツ関係者などへ地球課題への取り組みや意識の輪を広げていくというもの。サポーターや選手の日常的な行動をSNSという可視化された場に載せることで、環境意識の拡散を図る。

 2つ目は、横浜FCの試合会場等におけるGREEN×EXPO 2027の情報発信だ。試合会場内にGREEN×EXPO 2027のブースを設置し、プロモーション映像等を紹介する。試合を観戦しに訪れた人々に、地球・自然・植物とスポーツの相互関係を考える機会を創出するとしている。

 スタジアムという日常的な集客装置を環境意識の醸成の場として活用する、実効性の高い施策といえる。

「豊かな地域社会の実現と深く合致」 横浜FC社長がコメント

 横浜FC代表取締役社長の上尾和大氏は今回の協定締結についてコメントを発表した。

 「この度、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会様と包括連携協定を締結させていただくことになり、大変光栄に思っております」と前置きした上で、「博覧会が掲げる『幸せを創る明日の風景』という理念は、私たちがホームタウン活動などを通じて目指している豊かな地域社会の実現とも深く合致するものです」と述べた。

 また、「横浜FCは、Jリーグ全60クラブが共通で推進する気候アクションの国際的な環境評価指標『Sport Positive Leagues(SPL)』に積極的に取り組んでいます。本協定の締結は、クラブのその歩みをさらに力強く進めるものでもあります」とし、環境への取り組みをクラブ全体の文脈で位置づけた。

 さらに「ファン・サポーターの皆さま、地域の皆さまと共に、2027年の博覧会開催に向けた機運を盛り上げるとともに、持続可能な未来を次世代へ繋ぐための活動を推進してまいります」と結んだ。

「サッカーを続けるための土台」 GREEN×EXPO協会事務総長も歓迎

 GREEN×EXPO協会事務総長の河村正人氏も協定締結への歓迎の意を示した。

 「この度、株式会社横浜フリエスポーツクラブ様と包括連携協定を締結できましたことを、心より嬉しく思っております」と述べた河村氏は、横浜FCの取り組み姿勢について特に言及した。

 「横浜FCの皆さまが、環境について『サッカーを続けるための土台』と位置づけ、選手対象の研修なども通じてクラブ全体で気候アクションに取り組まれている姿勢は、私たちの博覧会のテーマである『幸せを創る明日の風景』にも繋がります」というものだ。

 そして「今後は横浜FCの皆さま、ファン・サポーターや地域の皆さまと力を合わせ、2027年の開催に向けた機運醸成とともに、持続可能な社会づくりを次世代へ繋げてまいりたいと存じます」と今後の展望を語った。

 環境をスポーツの「土台」と捉えるクラブの哲学と、国際博覧会が掲げる持続可能な社会への理念。両者が共鳴する形での協定締結となった。

GREEN×EXPO 2027の概要

 GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会、International Horticultural Expo 2027, Yokohama, Japan)は、2027年3月19日(金)から同年9月26日(日)までの192日間、横浜市瀬谷区・旭区の旧上瀬谷通信施設(約100ヘクタール、内会場区域80ヘクタール)で開催される。

 テーマは「幸せを創る明日の風景 ~Scenery of the Future for Happiness~」。国際園芸家協会(AIPH)承認・国際博覧会事務局(BIE)認定のA1(最上位)クラスの博覧会であり、有料来場者数は1,000万人以上を見込む。

 公式サイトはhttps://expo2027yokohama.or.jp/

 
 

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