WILLER MARKETING株式会社は6月30日、2026年夏(お盆)の帰省コストに関するアンケート調査の結果を発表した。今年のお盆に「帰省予定なし」と回答した人が47.1%と最多となり、約半数がこの夏の帰省を予定していないことが明らかになった。帰省予定者の50.0%は「昨年と比べて帰省費用が上がった」と回答しており、長引く物価高が帰省行動にも影響を及ぼしている実態が浮き彫りとなった。
調査は、移動予約ポータルサイト「WILLER TRAVEL」を運営する同社が、WILLER会員1,829名を対象にインターネット・アンケート方式で実施。調査期間は2026年6月8日から6月14日。

「帰省予定なし」が47%、「未定」も22%
今年のお盆の帰省予定を尋ねたところ、「予定している」と答えたのは31.1%にとどまった。最多は「予定していない」の47.1%で、「未定」の21.9%を合わせると、約7割近くの人が帰省を見送っているか、直前まで判断を迷っている状況だ。
帰省を予定していない理由としては、「仕事や学業」「混雑・渋滞の回避」に続き、「費用(交通費など)がかかるため」が12.7%で上位にランクインした。コスト負担が帰省をためらわせる一因となっていることが数字にも表れた。
帰省予定者の半数が「費用増加」を実感
帰省予定者を対象に昨年との費用比較を尋ねたところ、「増えた(物価高・運賃値上げなど)」と答えた人が50.0%に達した。「ほぼ変わらない」が40%、「減った」が7%、「昨年は帰省していない」が3%という内訳となった。
物価高や運賃値上げといった外部要因が、帰省にかかる実際のコストを押し上げていることを、帰省予定者自身が肌で感じている結果といえる。
「往復1万円以内」が理想も、現実は約半数が予算オーバー
「いくらなら帰省できるか」という希望額と、実際の交通費負担を比較した設問でも、大きなギャップが明らかになった。
「往復1万円以内であれば帰省したい」と考える人は約81.1%と、8割超を占めた。一方、実際に「1万円以下」で帰省できている人は38.8%にとどまり、「1万円超」と回答した人は61.2%に上った。
希望では81.1%が「1万円以下」を望むのに対し、現実には61.2%が1万円を超えているという構図は、「実家には帰りたい、けれど予算は抑えたい」という生活者の切実なお財布事情を如実に示している。
新幹線と高速バスが同率トップ、移動手段の使い分けが進む
帰省で利用したい移動手段(複数回答)では、新幹線と高速バスがともに58.7%で並んでトップとなった。以下、マイカー・レンタカーが43.7%、在来線・特急列車が35.9%、飛行機が20.9%、その他が5.7%と続いた。
帰省費用を節約するために工夫していること(複数回答)では、「高速バスの利用」が47.8%で最多。「早割や格安チケットの活用」が41.1%、「日程をずらす・短縮する」が31.8%、「特に工夫はしていない」が26.1%、「帰省の回数を減らす」が16.2%、「その他」が3.5%という結果となった。
タイムパフォーマンスを重視する場面では新幹線、コストパフォーマンスを重視する場面では高速バスというように、目的や予算に応じて移動手段を使い分ける傾向が見られた、と同社は分析している。
同社は調査の総括として、「長引く物価高が生活者の帰省行動にも影響を及ぼしていることがわかった。帰省費の上昇という現実に直面する中でも、生活者は一律に帰省を諦めるのではなく、交通費を抑える工夫や移動手段の見直しを行いながら、帰省や旅行を実現しようとする姿も見えてきた」と述べている。
また、「高速バスは、経済性に加え、夜行便による時間の有効活用など、多様なニーズに応える移動手段の一つとして、生活者の選択肢の幅を広げている。今後も、予算や目的に応じて最適な移動手段を選択できる環境づくりが求められると考えられる」としている。
調査概要
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調査対象:WILLER会員
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有効回答数:1,829名
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調査期間:2026年6月8日~6月14日
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調査方法:インターネット・アンケート調査(WILLER会員調べ)
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調査機関:WILLER MARKETING株式会社




