マスコミ関係者と交流
石川県は6月26日、大阪市内で、マスコミ関係者を対象に「プレスミーティング」を開き、志賀町観光協会や県里山振興室、七尾市など8団体が魅力や最新情報を発表した。
冒頭あいさつした戒田由香里・文化スポーツ部長は、「北陸新幹線敦賀開業から2年がたち、(観光客の)移動の環境が変化した。特に、関西圏からの入り込みが厳しい状況にあり、この機会を通じて魅力を発信し、入り込みの増加につなげたい」と述べた。
また、能登地震からの復旧・復興を支援する団体旅行応援キャンペーンについては「当初、7月までとしていたが、9月から来年3月まで延長することにした」と継続する方針を明らかにした。
8団体の観光情報プレゼンの主な内容は次の通り。
【県里山振興室】
2011年6月に日本で初めて世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」では、今年5月にトキを本州で初めて放鳥(羽咋市)。9月には2回目の放鳥を実施予定(中能登町)だ。
里山里海の保全活用や収入源の確保、農林水産業の振興による持続可能な地域社会の実現を目指す「スローツーリズム」については、能登町にある古民家宿泊や農業体験ができるリゾートエリア「春蘭の里」を中心に奥能登中央地域から着手したが、現在は12地域に拡大し、いしかわスローツーリズム推進協議会も設立されている。
【七尾市/ななお・なかのとDMO】
七尾市に浮かぶ能登島では、毎年7月に勇壮な「能登島向田の火祭」が開催される。国の重要無形民俗文化財に指定され、日本三大火祭りの一つでもある。観光客は大松明(たいまつ)への着火に参加できる。「手松明を手に、祭り会場を歩きながら大松明へ火を託す貴重な機会」という。手松明は200本ほどのため、争奪戦になるとか。今年は7月25日に開催予定。
イカの王様と言われるアオリイカは能登島の秋のグルメ。刺し身に上から耳をかぶせて新鮮な状態を保つ技法の生け造りは生産地限定の食べ方、としてアピール。
【志賀町観光協会・門前町観光協会】
志賀町と宝達志水町、羽咋市、輪島市門前町の4市町は、西能登エリアを巡るモデルコース「サンセット コースト ニシノト」を合同で初めてつくった。キーワードは夕日、祈り、文化。
「能登西海岸 開運・歴史探訪コース」は、金沢駅を出発し、道の駅のと千里浜―気多大社―平家庭園―ビストロイグレック―道の駅とぎ海街道―総持寺祖院などを巡り、志賀町などのマジックアワーを堪能して帰路につく。「現在は日帰りプランが主だが、宿泊プランも検討する」(志賀町観光協会)という。
【白山市観光連盟】
市の位置が金沢市や白川郷、恐竜博物館のある福井県勝山市の隣にあることから、市を拠点にした”お隣ツーリズム”を提唱する。
来年は白山手取川ユネスコ世界ジオパークと白川郷を結ぶ33キロの自動車専用道「白山白川郷ホワイトロード」(旧白山スーパー林道)が開通50周年を迎える。
片道無料やハッシュタグキャンペーンのほか、金沢駅からジオパークを通り、ホワイトロードから白川郷へ向かうバスツアーを企画している。
【能美市観光物産協会】
九谷焼作家8人が1室ずつプロデュースしたホテル「ウェルネスホテルSARAI」。壁画やインテリア一つ一つに、それぞれの作家の個性が散りばめられており、九谷焼の伝統や文化を五感で楽しめる。
近くには、来年開園60周年を迎える、レトロで懐かしさを感じさせる「手取フィッシュランド」やアスレチック施設「アドベンチャーガーデン Nomi」などがある。
【小松市・こまつ観光物産ネットワーク】
歌舞伎「勧進帳」、能「安宅」の舞台として知られる安宅の関は、日本海を望む松林や安宅海岸の美しい景観、歴史や文化が息づく、小松を代表する場所。「『安宅の関』こまつ勧進帳の里」が4月にリニューアルオープンした。入館が無料となり、勧進帳の世界を気軽に楽しめる。
【加賀料理技術保存会】
加賀藩と武家に由来する治部煮などの料理が特徴の加賀料理は、25年12月に国内で7件目、和食では京料理に次いで2件目となる登録無形文化財に登録された。
月1回、持ち回りで加賀料理をめぐる会が開かれており、8月は老舗料亭「つば甚」で料理と金沢芸妓の踊りを楽しむ。10月には京料理と加賀料理の連携フォーラムが小松市内で開かれる予定だ。
【石川県観光連盟】
のと里山空港を「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」として、7月7日から29年9月まで、期間限定でリニューアルオープンする。世界で初めてポケモンを冠した空港だ。
2階の吹き抜け部分には、空港の特徴となる大きなピカチュウと飛行機のバルーンが浮かび、乗降客の目を楽しませる。

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