JATAの原優二会長
日本旅行業協会(JATA)は7月8日、記者懇談会を東京都千代田区の同協会研修室で開催した。原優二会長(風の旅行社会長)をはじめ、役員が出席。国内旅行、海外旅行、訪日旅行の現況や今後の需要拡大施策などを説明した。原会長は旅行業を取り巻く現況を「高付加価値化に転換する好機」と捉え、旅行商品の高品質化や需要拡大だけでなく、旅行業そのものを魅力的な産業にしていく重要性も訴えた。
原会長は冒頭、旅行業者がこれまで培ってきた接客力、調整力、危機対応能力の高さに言及。海外旅行などはコロナ以降回復に遅れが見られるものの、各社の収益や生産性は向上しているとした。「再び過度な価格競争に戻るのではなく、お客さまにしっかりと価値を提供し、その価値にふさわしい対価をいただく産業へと進化しなければならない。旅行産業の成長性と社会的意義を示し、有能な人材が集まり、誰もが誇りをもって働ける産業にしていくこと、それこそがわれわれに課された重要な使命だ」と強調した。
その上で、今年度は政府の「第5次観光立国推進基本計画」(第5次計画)に合わせ、①均衡のとれた双方向交流の実現②訪日旅行の地方分散と日本人の旅行需要の平準化③旅行会社ならではの高付加価値の提供④観光産業の担い手育成―の四つに注力すると表明した。
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