エティハド航空のA380、日本初就航 「空の3部屋スイート」東京に初投入


 エティハド航空は6月18日、同社の代表的航空機であるエアバスA380型機をアブダビ―東京(成田)路線に初めて就航させた。世界に名高い2階建ての大型機が日本の空に初めて降り立った歴史的な瞬間であり、同路線は今後、毎日運航される。「空の旅で唯一の3部屋からなるスイート」と銘打つ「ザ・レジデンス」が日本市場に初めて投入されるなど、プレミアムサービスの大幅な拡充が注目を集めている。

 この就航は、アブダビ―東京路線における輸送力の強化と、プレミアムサービスの質の向上を目的としたものだ。A380型機は4つのキャビンクラスを備え、従来以上に多くの日本の旅行者にラグジュアリーな旅の選択肢を提供することになる。

 エティハド航空の最高収益・商業責任者(Chief Revenue and Commercial Officer)のアリク・デは、就航にあたり次のように述べた。

 「エティハド航空のお客様にとって、東京は特別な場所であり続けてきました。本日、皆様のこうした特別な想いに応えるべく、これまでにない格別な航空機の旅をお届けできることを誇りに思います」

 さらに同氏は、「A380型機の導入は、アブダビ―東京間のプレミアム旅行への底堅い需要に応えるとともに、日本市場へのコミットメントをさらに強固にするものです。本路線により、8機目のA380型機を保管中から運用に戻し、運航体制とプレミアムサービス提供を拡大します。エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラス、あるいは『ザ・レジデンス』のいずれをご利用いただいても、お客様に特別で忘れられない旅をお約束します」とも語った。

「ザ・レジデンス」——高度4万フィートの3室プライベート空間

 今回の就航における最大の見どころが、「ザ・レジデンス」の日本初投入だ。

 「ザ・レジデンス」は、民間航空における究極のラグジュアリー体験として位置づけられる、3室構成のプライベートスイート。高度4万フィートの空の上に、専用リビングルーム、独立したベッドルーム、そしてシャワーを備えた専用バスルームという3つの独立した空間を完備し、最大2名で利用できる。

 専属スタッフが最上級のオーダーメイドサービスを提供。デザイナーズ食器で提供されるアラカルトメニューには、ベッドでの朝食から「ザ・レジデンス」限定の「レジデンス・シグネチャー・ハイティー」、シャンパンとキャビアまで、多彩なラインナップが用意される。厳選された食の旅を、専用の空間で存分に味わえる設計だ。

ファーストクラス——9つのプライベートスペース、シャワー完備

 ファーストクラスは、9つの広々としたプライベートスペースで構成される。

 デザイナーズ食器、ゆったりとした革張りラウンジチェア、そして80インチ(約203cm)のフルフラットベッドとして使用できる独立したオットマンを備える。専用洗面化粧台に加え、ファーストクラス専用の機内シャワールームも利用可能。ラグジュアリーを新たな高みへと引き上げる設備が整っている。

ビジネスクラス——アッパーデッキ70席、「ザ・ロビー」も

 ビジネスクラスはアッパーデッキ(2階)に70席を配置。プライベート空間(スタジオ)でストレスのない旅が楽しめる。

 アッパーデッキには、ファーストクラスとビジネスクラスの間にサービス付きラウンジ兼バーエリア「ザ・ロビー(The Lobby)」も設けられている。安定したWi-Fiの利用も可能で、フライト時間を有効活用しながらエンターテインメントも楽しめる。

エコノミークラス——足元広いシートを68席、スマート設計で快適性を追求

 エコノミークラスでは、スマート設計によって座席の座り心地を最大限に高め、考え抜かれたサービスとホスピタリティで快適なフライト体験を提供する。

 足元のスペース(レッグルーム)が通常より4インチ(約10cm)広いエクストラ・レッグルーム・シートを68席用意。さらに、エティハド航空に特徴的な固定式ウィング・ヘッドレストとふかふかの枕を備えたエコノミー・スマートシートを337席設ける。長距離フライトでも体への負担を軽減するよう工夫された客室構成だ。

フライトスケジュール——毎日運航、アブダビとアクセス強化

 A380型機によるアブダビ―東京(成田)路線のフライトスケジュールは以下の通り(すべて現地時間)。

  • EY 0800:アブダビ発21:25 → 東京(成田)着12:45(翌日) 毎日運航

  • EY 0801:東京(成田)発18:00 → アブダビ着00:20(翌日) 毎日運航

 座席数の増加により、アブダビ観光をはじめ、エティハド航空の広範なグローバルネットワーク上の目的地へ旅する利便性が、より多くの日本の旅行者に提供されることになる。

 トランジット利用者には、スムーズな乗継体験に加え、エティハド航空の「アブダビ・ストップオーバー」プログラムを活用した無料のホテル宿泊という選択肢も用意されている。

エティハド航空について

 エティハド航空は、アラブ首長国連邦(UAE)の国営航空会社として2003年に設立され、急速に世界有数の航空会社の一つに成長した。アブダビを本拠地とし、中東、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、北米各地の旅客・貨物路線を運航している。コードシェア提携先航空会社の便と合わせると、そのネットワークは数多くの国際都市へのアクセスを提供。近年は優れたサービスや商品、貨物輸送サービス、ロイヤリティプログラムなどで数々の賞を受賞している。

 
 
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