【VOICE】客室禁煙化の負担解消、おもてなしの質高める 株式会社Fujitaka 事業統括本部 第一営業部 部長 小畑嘉久氏


小畑氏

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清掃やクレームを減らし 本来の接客に注力

 改正健康増進法の施行から数年が経過し、宿泊施設における禁煙化は着実に進んでいます。さらに、独自の条例で規制を強める地域もあり、今後は全国的にもより厳格な分煙への対応が求められる流れとなっています。こうした法令順守は、いまや宿泊業が果たすべき重要な社会的責任の一つとして位置付けられています。

 しかし、現場では「全面禁煙化に伴う客離れ」への不安や、客室のミスマッチから生じる「タバコのニオイによるクレーム」の対応が、大きな課題となっているのも事実です。特に、禁煙室が埋まっているために、タバコを吸わないお客さまを喫煙室へ案内せざるを得ないケースなどは、まさに不満が生まれる典型的な場面です。どれだけ入念に清掃を行っても、非喫煙のお客さまにとってわずかな残留臭は宿泊体験の質を低下させ、予約サイトでの低評価レビューという形で宿のブランド価値に影響を及ぼします。

 また、適切な喫煙場所が確保されていないことで発生する「路上喫煙」も、近隣住民とのトラブルや地域環境への悪影響を招く、解決すべき課題です。これからのホテル運営は、館内だけでなく、地域の皆さまからも気持ちよく迎え入れられる存在であり続けることが、長く施設を運営していくための大前提となっています。

 こうした課題に対し、私たちは工事の負担を抑えつつ、スムーズに全面禁煙化へと移行するための分煙環境整備をお手伝いしています。当社が提供する喫煙ブース「SMOKE POINT」は、大掛かりな工事を必要とせず、ロビーの隅などのちょっとしたスペースを活用して、高度な分煙環境を整えることが可能です。

 私たちが大切にしているのは、タバコを吸う方も吸わない方も、同じ空間で共に落ち着いて過ごせる環境づくりです。どちらかを排除するのではなく、吸う人には快適な場所を、吸わない人には徹底してクリーンな空気を約束する。こうした「共生」の環境を整えることは、不評のリスクを遠ざけ、宿の価値を守ることにつながります。

 宿泊業界が人手不足という厳しい状況にあるからこそ、便利な設備を賢く活用し、スタッフが清掃やクレーム対応に追われない環境を整えることが大切です。現場にゆとりが生まれることで、お客さま一人一人に向き合う「本来のおもてなし」に注力でき、それが結果として周囲から信頼され続ける宿の価値につながります。私たちはこれからも、分煙環境の整備を通じて、皆さまと一緒にこれからの宿泊業を支えてまいりたいと考えております。

小畑氏

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