熱海観光局(静岡県)はこのほど、2025年度の熱海市の宿泊者数が、入湯税ベースで319万9457人となり、見込みの340万人を上回ったと発表した。前年度比4.2%増、コロナ禍前の18年度比でも3.4%増と、01年度以降で過去最高水準を記録。25年度が導入初年度となった宿泊税ベースでも約349万人だった。
多くの月で前年実績を上回り、年間を通じて堅調に推移した。前年同月比で減少したのは25年10月と26年2月のみで、花火大会開催回数の違いや台風・大雪などの天候要因、施設改装に伴う休館など一時的な影響が主因としている。
インバウンドについては全国主要観光地と比べ比率は限定的ながら、台湾や米国を中心に増加傾向にあるという。今後は受け入れ環境整備を進め、平日や閑散期の誘客強化を図る。
宿泊施設は、新規開業やリニューアルが相次ぎ、350室以上増加。今後も「ヴィラージュ熱海」や「TAOYA熱海」といった開業・リニューアルが予定されており、多様化する旅行ニーズへの対応を進める。
熱海観光局は、26年度から始動した「熱海市観光基本計画2026―2030」で「変化しつづける温泉リゾート」を掲げる。宿泊者数の増加だけでなく、旅行者や地域事業者、市民、環境と調和した持続可能な観光地経営を推進していく考えだ。





