名古屋東急ホテル、日本発ESG認証「4御衣黄ザクラ」取得 地域共生と環境負荷低減の取り組みが国際評価基準で高く評価


持続可能な宿泊施設の国際認証、5段階評価で上位を獲得

 名古屋東急ホテルは4月22日、SDGsを実践する宿泊施設の国際認証「Sakura Quality An ESG Practice(通称、サクラクオリティグリーン)」において「4御衣黄ザクラ」を取得した。同認証は持続可能な社会の実現に向け、環境や地域社会への配慮を継続的に行う宿泊施設を評価するもの。日本発のESG認証制度として、宿泊施設の取り組み状況を5段階で評価する仕組みだ。

 名古屋市中区栄に立地する同ホテルが今回取得した「4御衣黄ザクラ」は、長年にわたり継続してきた地域社会との共生や環境負荷低減への取り組み、安全・安心かつ快適な滞在環境づくりなど、多岐にわたるサステナビリティ活動が国際的な評価基準において高く評価された結果だとしている。

日本発の国際認証制度「サクラクオリティグリーン」とは

 「Sakura Quality An ESG Practice(通称:サクラクオリティグリーン)」は、宿泊施設向けの品質認証「サクラクオリティ」を展開する株式会社サクラクオリティマネジメントが開発した、日本発のESG認証制度だ。

 本認証の基準は2022年3月、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)の承認を受けている。SDGsの17のゴールに基づく172の評価項目で構成されており、チェックシートによる自己評価および調査員による現地審査を経て、宿泊施設の取り組み状況を5段階で評価する仕組みとなっている。

 国際的な観光分野のサステナビリティ基準を満たすことを条件としており、単なる自己申告ではなく、外部の調査員による現地審査を経ることが認証取得の要件となっている点が特徴だ。

地域社会との共生 地元食材の活用から清掃活動まで

 名古屋東急ホテルが今回の認証取得に際して評価された取り組みは、大きく四つの柱から成る。

 第一の柱は「地域社会との共生」だ。同ホテルは地元食材を積極的に取り入れ、地域ならではの食文化の発信と地域活性化に取り組んでいる。また、周辺エリアの清掃活動などを通じ、地域社会との共生や魅力ある街づくりへの貢献にも力を入れている。

 名古屋・栄という都市中心部に立地するホテルとして、地域との結びつきを深める活動を継続してきた。食文化の発信という観点では、地元産品を料理に積極的に取り入れることで、地域の生産者や事業者との連携を図っている。清掃活動による周辺環境の整備は、ホテルが立地する街全体の魅力向上にも寄与するものだ。

環境負荷の軽減 エネルギー削減と食品ロス対策を推進

 第二の柱は「環境負荷の軽減」だ。エネルギー使用量の削減や食品ロス対策などを通じて、廃棄物の最小化に取り組んでいる。

 従業員への環境意識の浸透も重要な施策の一つとして位置付けており、光熱費使用量の可視化を行うなど、継続的な啓発活動を実施している。光熱費の使用状況をデータとして従業員が確認できる仕組みを整えることで、現場レベルでの省エネルギー意識の定着を図っている。食品ロス対策については、飲食部門における廃棄量の削減を目的とした取り組みとして進めている。

働きやすい職場環境 ダイバーシティ推進と人材育成を両立

 第三の柱は「働きやすい職場環境」だ。ダイバーシティ推進を通じ、多様な人材が活躍できる職場づくりに取り組んでいる。

 インターンシップの受け入れや産休・育休制度の充実、社員教育制度、資格取得支援などを通じ、従業員が安心して働き続けられる環境整備を進めている。産休・育休制度の充実により、育児中の従業員が職場復帰しやすい体制を構築。資格取得支援制度は、従業員のスキルアップと業務品質の向上を同時に実現するための施策だ。インターンシップの受け入れは、次世代のホテル人材育成への貢献という側面も持つ。食品衛生に関する社内講習会の実施など、専門的な知識習得を支援する取り組みも継続している。

安全・安心への取り組み バリアフリー対応も充実

 第四の柱は「安全・安心」だ。顧客が安全・安心に利用できるよう、衛生管理、防災、防犯、情報セキュリティなど多方面から対策を実施している。

 障害のある方にも安心して利用できるよう、設備・サービスの両面から環境整備を進めている。ユニバーサルルームの整備はその具体的な成果の一つだ。設備面での対応だけでなく、サービス面でも障害のある利用者に配慮した対応ができる体制づくりを進めている点が特徴だ。衛生管理については食品衛生に関する社内講習会を実施するなど、従業員教育を通じた水準維持を図っている。

総支配人コメント 「取り組みをご評価いただいたものと受け止め」

 今回の認証取得について、名古屋東急ホテル総支配人の金子真之氏は次のようにコメントしている。

 「このたびの認証取得は、日頃より推進してきた取り組みをご評価いただいたものと受け止めております。これを励みに、今後も地域社会や環境への配慮を大切にしながら、お客様に安心して快適にお過ごしいただけるホテルを目指してまいります。」

 同ホテルは今後もこれらの取り組みを継続し、環境や地域社会への配慮とともに、顧客が安心して快適に過ごせる滞在環境の提供に努めていくとしている。

名古屋・栄のランドマークとして564室を擁する

 名古屋東急ホテルは愛知県名古屋市中区栄四丁目6番8号に立地する。名古屋市営地下鉄栄駅12番出口より徒歩5分のアクセスを誇る、名古屋・栄エリアのランドマーク的存在だ。

 ヨーロピアンエレガンスをコンセプトに、瀟洒なインテリアでまとめられたゲストルームは564室。いずれの部屋もゆとりのスペースと落ち着いた色調のインテリアに爽やかな気品を漂わせ、深いくつろぎを提供している。エグゼクティブフロアに宿泊の顧客だけが利用できる特別な空間「エグゼクティブ ビジネスサロン」では、VIPに相応しいおもてなしを提供している。

 
 
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