Agoda International Japan 株式会社は5月12日、2026年における旅行者の宿泊施設検索時の傾向を分析した結果を発表した。アジア10市場のデータに基づく同調査では、日本の旅行者が「食の利便性」「柔軟な予約条件」「快適な滞在環境」を特に重視していることが明らかになった。朝食・夕食付きプランへの関心の高さはアジアでも際立っており、「朝食付き」フィルターの利用率は宿泊施設タイプをも上回る、日本固有の傾向が浮き彫りになった。
デジタル旅行プラットフォームを運営するAgoda Company Pte. Ltd.(本社:シンガポール、CEO:Omri Morgenshtern)は5月12日、アゴダのウェブサイトにおける検索フィルターの利用状況を分析した結果を発表した。
調査対象期間は2026年1月1日から4月15日まで。対象市場はインド、インドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナムのアジア10市場。各市場の旅行者による宿泊施設検索データを集計・分析したものだ。
日本の人気検索フィルター TOP10

日本の旅行者に最も多く使われた検索フィルターの上位10項目は以下の通りだ。
1. 朝食付き
2. 宿泊施設タイプ
3. 無料キャンセル
4. ベッドタイプ(シングル/ツイン)
5. レビュー評価8以上
6. 夕食付き
7. 駐車場
8. 禁煙ルーム
9. スパ/サウナ
10. 現地決済
「朝食付き」がトップ——アジア唯一の逆転現象
アジア全体では「宿泊施設タイプ」「朝食付き」「レビュー評価の高さ」が引き続き重視されている。しかし日本市場では、「朝食付き」が「宿泊施設タイプ」を抑えて1位となった。アジアの中で「朝食付き」が「宿泊施設タイプ」よりも上位にランクインしているのは日本のみだという。
1日のスタートをスムーズにしたいという利便性への関心の高さを示す結果だ。
さらに注目されるのが「夕食付き」フィルターの順位だ。全体の6位にランクインしており、他市場と比べても高い順位となっている。朝食と夕食の両方が含まれる宿泊プランを検索する旅行者は全体の21%に上り、食事を含むシームレスな滞在体験への需要の高まりを示す数字となっている。
アゴダの発表では、「日本では宿泊体験と食体験が密接に結びついていることがうかがえる」としている。
「無料キャンセル」が3位——柔軟性への強いニーズ
「宿泊施設タイプ」は2位にランクインし、利用率は15%だ。ホテル、旅館、アパートメントなど、滞在スタイルの選択が旅行計画の重要な要素となっていることがわかる。
「無料キャンセル」は3位に入った。アゴダは、日本の旅行者は地域内の他国と比べて、予約時の安心感や柔軟性をより重視する傾向があると分析している。
10位にランクインした「現地決済」も、事前の支払い負担を抑えたいというニーズの反映とみられる。アゴダの発表では、これらは「変化する旅行計画に柔軟に対応できる選択肢を求める、アジア全体のトレンドとも一致している」としている。
快適性・実用性・信頼性——滞在中の体験も重視
4位の「ベッドタイプ(シングル/ツイン)」は、個別ニーズへの配慮を求める傾向を示す。8位の「禁煙ルーム」は、より快適な滞在環境への期待の高さを反映したものだ。
9位の「スパ/サウナ」も上位に入った。アゴダによると、日本は韓国と並び、リラックスやウェルネス体験への関心が高い市場の一つとなっている。
7位の「駐車場」などの実用的な要素も引き続き重要視されていることが確認された。
5位の「レビュー評価8以上」については、アゴダは「他の旅行者の評価への信頼が引き続き高いことが示されている」としている。宿泊施設を選ぶ際に、口コミ評価が重要な判断基準であり続けていることを裏付ける結果だ。
担当者コメント
アゴダ インターナショナル ジャパン シニアカントリーディレクターの猪飼匡氏は次のようにコメントしている。
「日本では、食体験が旅行の重要な要素となっており、特に朝食や夕食の提供有無が宿泊施設選びに大きく影響しています。宿泊体験と食体験が密接に結びついていることから、食事付きプランへのニーズが高まっています。また、予約における柔軟性、特に支払いオプションに関して強いニーズが見られます。アゴダの検索フィルター機能と豊富な宿泊施設の選択肢により、旅行者は自身のニーズに合った最適な滞在を見つけることができます。





