【観光立国・その夢と現実 74】私の人生訓⑩ 小原健史


 1990年当時の日本はバブル経済の崩壊で、それまでの企業経営の価値観は大転換を迫られた。それは金融機関の融資大緩和の姿勢が急転し、一斉に引き締めになったからである。

 さらに言えば融資の担保になっている不動産の価値も崩壊し、バブル時の価値の90%分が急落して、わずか10%の価値になったことで、九州各地や全国的なテーマパークやゴルフ場、観光ホテルや旅館などが担保不足で事業破綻した。

 まさに【日本はインフレからデフレ経済に急降下】し、まさにこの時から【失われた何十年】かが始まる。

 私はこの時50歳ぐらいであったが、過去の30歳代前半で和多屋別荘タワー館の過剰な投資の後の資金繰り難で、過度な心身症を患い、それを克服した経験があったので、バブル経済の崩壊でテーマ事業と本業の旅館業も破綻したが心は病まなかった。

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